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元バチカン・マフィアの金庫番、ポール・マーチンクス死去(エル・ムンドより)
ポール・マーチンクスといえば、「黒い法王」フランシス・スペルマンの配下、「シカゴのドン」、元バチカン銀行(IOR)総裁で、ありとあらゆる黒い噂に包まれたイエズス会の幹部でした。
2月21日のエル・ムンド紙はAFP配信の記事で、このマーチンクスの死去を伝えています。享年84歳。
記事を全訳します。
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http://www.elmundo.es/elmundo/2006/02/21/obituarios/1140539785.html
バチカンを運営した枢機卿、ポール・マーチンクス死去
2006年2月21日17時37分(欧州中央時間)
AFP配信
バチカン市国:信仰の御業委員会【訳注:IOR=バチカン銀行】で采配をふるい「神の金庫番」として知られた米国の枢機卿ポール・マーチンクスが、アリゾナ州フェニックスで、84歳で死亡した。マーチンクスはアンブロシアーノ銀行倒産によるスキャンダルに関与していた。
シカゴ近郊のシセロで1922年1月15日に生まれがポール・マーチンクスは、1947年に僧侶となり1981年に枢機卿に昇進した。
彼は1978年から1989年まで、バチカン銀行として知られる信仰の御業委員会(IOR)の責任者であった。そしてイタリアの私営銀行であるアンブロシアーノ銀行倒産のスキャンダルの後で、責任あるものと見なされてその地位を去った。
この事件は、アンブロシアーノ銀行の一行員に過ぎなかったロベルト・カルヴィがマーチンクスの後ろ盾を得て総裁にまでなった時に始まったのである。しかし、銀行に14億ドルもの欠損を出したカルヴィの経営は、IORの金庫に2億5千万ドル近い損失を生み出した。
ロベルト・カルヴィは1982年6月18日に首吊り死体で発見された。ロンドンのブラックフリアーズ橋に吊るされていたのである。62歳であった。
この事件の捜査は当初は自殺であるという結論を出した。しかし多くの他の要素によって他殺の可能性に対する捜査が開始された。シチリア・マフィアがこの事件の裏面にいたのではないか、と疑われたのである。
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記事はここで終わっていますが、その後の顛末については次を参照のこと。
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http://asyura2.com/0502/cult1/msg/392.html
忘れてた。「教皇の銀行家」カルヴィ殺しでマフィア関係者を起訴。結局ボロ隠し。
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この「シカゴのドン」で「ゴリラ」とも言われたバチカン・マフィアのボスについては、私の方からは何も言う必要の無いくらい多くのことが有名になっているでしょう。次の資料に非常に簡潔にまとめられていますので、ご覧ください。
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新じねん、日々雑感より
http://csx.jp/~gabana/Zaakan/hibi0504/hibi-niisi-050422.htm
【一部、抜粋・引用】
教皇ヨハネ・パウロ1世がP2のメンバー、およびバチカン銀行を通したマフィアのマネー・ロンダリングに関わる者たちをバチカンから追放するように求めたことは、広く知られている。彼は同時にバチカンの権力構造のスタッフの総入れ替えを計画していた。次の夜に、彼は入れ替えメンバーのリストが体の上に散らされた姿で死体で発見された。そして検死すらされずにすぐに埋葬された。これらのリストは保存され、その多くはさらに責任と権力のあるポジションに昇進させられた。その中にはバチカンの投資を引き受け、疑いを持ったイタリア警察からバチカンの壁に隠れて身を守ったシカゴの司教ポール・マーチンクスもいる。
【引用、終り】
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スペルマンやオプス・デイ創始者のエスクリバー・デ・バラゲー、カロル・ヴォイティーワ前教皇らが総出で待っている地獄に、立派に堕ちました。ラツィンガー、次はお前か?