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(回答先: ローマ教皇 「基本的人権は神から派生」 (コリエレ紙) 投稿者 kamenoko 日時 2005 年 10 月 16 日 04:15:28)
バチカン(ローマ教会)は初めから超国家集団、国境線の概念は持たない
ローマ教会はカトリック、つまり普遍教会(スペイン語でla Iglesia Universal)であり、国境など初めから彼らの概念には存在しません。
先日もスペインで同性愛者の結婚が認められた際にも、スペインの地方公務員に対して「結婚届を受け取るな」という脅迫をしました。他国の公務員の公務執行を妨害するなど、法的に言えば犯罪なのですが、連中にそんな頭は無いようです。
もっと言えば昨年の大統領選挙では、ブッシュに入れなければ地獄に堕ちる、などとわめいたのが現教皇のラツィンガーです。内政干渉の極地ですが、それに対して誰も何も言わないのはこの巨大カルトの力によるものです。
従って、「政教分離」も彼らの辞書には存在しません。近代社会の基本概念である「基本的人権」が神から出るものである以上、その「基本的人権」を土台にした政治は『神から出るものでなければならない』ということになるでしょうね。
そんなカトリック教会が「自由・平等・友愛」のフランス革命の合言葉を賞賛するのだから、何とも珍妙、としか言いようが無いわけです。どうせどこの国でも坊主にはそっぽを向いている人の数の方が多いでしょうけど。