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(回答先: 生命に役立つ機能、ゲノムの7割も…定説は2%(読売新聞) 投稿者 シジミ 日時 2005 年 9 月 02 日 22:42:31)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050902ik02.htm
生命科学は従来、「DNAがRNAを作り、RNAがたんぱく質を作り、たんぱく質が生体を作る」という一連の流れを、セントラル・ドグマ(中心定理)としてきた。たんぱく質を作らず、役割の不明な部分はジャンク(がらくた)DNAと呼び、軽視してきた。
ところが今回、「がらくた」は全体の約3割に激減した。解析が進むほど、この部分は減り、研究チームの最新の解析結果では、18%まで低下しているという。
一方、研究成果は「たんぱく質を作るものだけが遺伝子」という狭い概念にも再考を迫る。研究チームはRNAが作られる領域を「森」、作られない領域を「砂漠」にたとえ、遺伝子の定義を、たんぱく質を作るかどうかではなく「RNAを作るもの」に拡大した。
従来のイメージでは、遺伝子は広大な砂漠のオアシスのようにゲノム上に散在していた。研究チームの描くゲノムの実像は、豊かな森と森の間に、小さな砂漠があるイメージだという。
研究をまとめる林崎良英・理化学研究所プロジェクトディレクターは「RNA新大陸を発見した」と話す。たんぱく質に匹敵する機能を持つRNAの未踏領域は、薬の開発など今後の研究で大きな潮流になりそうだ。
ゲノムと遺伝子 「ゲノム」は生物が持つ遺伝情報全体のこと。DNA(デオキシリボ核酸)でできている。一方「遺伝子」とは、ゲノムの中でも、たんぱく質を作る能力がある部分を指す。遺伝子の情報は、仲介役のRNA(リボ核酸)に伝えられ、さらにRNAからたんぱく質が作られる。たんぱく質は筋肉や内臓、酵素、ホルモンなどになって様々な仕事を行う。
(2005年9月2日 読売新聞)
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