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(回答先: JMM [Japan Mail Media] 「保守化の限界」 冷泉彰彦 投稿者 愚民党 日時 2005 年 8 月 07 日 02:42:17)
極右とあきらめ、これが日本政治のアルファであり、オメガである。
■ 『日本レポート』 第１回
「限界知らずの右傾化」なんてね。
＞ ９１１からイラク戦争へと続いた「戦時」の演出、その流れに乗ったブッシュ再選、
そして選挙結果を分析する中で浮かび上がってきた宗教保守の影響力、ここ４年間の
アメリカ政治は、そんな「保守化」というトレンドを中心に動いてきました。どうし
ても消えないテロへの恐怖、国際協調よりは一国主義、減税の続行や年金改革案など
の小さな政府志向、生命倫理問題を中心とした反科学の姿勢、具体的にはそうした
ニュースが保守気分を盛り上げてきたと言って良いでしょう。
そこはまあ、日本と似ているといえなくもない。
日本では、保守気分は同時に、「エスタブリッシュメント」として言論やエンターテインメン
トの業界を牛耳ってきた朝日への対抗心という形でも現れています。ブルーリボンブームは社共
への嫌悪や反発を感じる層が自民党へ投票する効果を出した？
この保守化はどこまで行くのでしょう。この傾向がどんどん進み、敵視する対象へ
の排除が社会で進められ、日中や日韓が更なる冷戦状態になったり、政治家には、途上国の独裁者のような、より強いカリスマが期待されたり、そんな段階まで行くようにも見えるが。今度の
衆議院選挙では、それこそ極右が前面に出てくるのでしょうかね。
＞どうも、そうではないようなのです。漠然と広がってきた保守化ムードですが、あ
る種の限界点に来ているのではないか、この夏のアメリカには、そんな雰囲気を感じ
ます。
この夏の日本には、そんな雰囲気は感じません。
＞ つまり、草の根保守の人々も、今では「サダムが悪玉」だから「サダムを逮捕すれ
ば何事も丸く収まる」などという単純な発想では何事も進まないことを知っています。
そして、特に今週はひどいのですが、次から次へともたらされる、米兵の死亡という
ニュースに対して、怒る気持ちがだんだん弱くなってきているようなのです。
拉致被害を受けた家族が北朝鮮に怒る気持ちが弱くなることはあり得ません！彼らは「北朝鮮に経済制裁をし、金正日を打倒すれば何事も丸く収まる」などという単純な発想でなければ何事も進まないと思っています。朝鮮断固討つべーし！朝鮮民族全体への怒りはますます強くなるだけだろう。何事もあなたがたのせいなのですよ！朝鮮さえなえなくなれば世界は平和なんだ！日本の右派はそういう雰囲気ですね。
＞ そんな世相の中で、いくら人工知能が暴走したという設定であっても、他国に侵入
して破壊を繰り返す戦闘機の物語には、興奮しろと言うのがムリというものでしょう。
いくら世論が保守化しているからといって、コーエン監督は少々観客を甘く見過ぎた
のではないでしょうか。
「弟」ドラマを見せられる日本の有権者も甘く見られてますよ。
＞ この２作の映画が観客に受け入れられなかったという事実から、世論が中道に回帰
したという見方も可能でしょう。
＞ ですが、保守は保守なりに、現在の政治、現在の思想的気分に対して限界を感じて
はいるようです。
こちらの保守は益々ハッスルしてますよー。
＞ 議会承認を「パス」して国を代表した国連への特命全権大使になったということは、
ボルトン大使自身が「正当な権威を身に付けないまま、国連外交の場でアメリカを代
表しなくてはならない」ということを意味します。それは、とりもなおさず、ブッ
シュ外交の弱体化を招く危険となりますし、国内的にはそうした「憲政に反する」人
事を行ったことで、ブッシュ政権の得点というよりも、失点として、それも低次元の
政争を越えた対世論という意味での政治的失点として作用する可能性があると見るべ
きだと思います。
この点は小泉・町村への批判も似ていると思います。
＞ この夏、話題になっている保守の論客にペンシルベニア州選出のリック・サントラ
ムという上院議員（共和）がいます。サントラム議員は、『家族の再発見("It Takes
A Family")』という本の中で「専業主婦よりワーキングマザーが偉いというような思
想はラジカル・フェミニズムであって健全な家庭の敵」というような主張を繰り広げ
ているのです。ですが、ＴＶを駆け回って本の宣伝をしているサントラム議員への
キャスターたちの反応は、冷ややかです。それは、キャスターたちが古典的なリベラ
ルということもありますが、やはり２１世紀の現代に「専業主婦」を持ち出す発想が、
すでに世論の中核からは離れてしまっているということでしょう。
＞ 草の根保守の「母親像」というのは、今の流行で言えば、バイク野郎ならぬ「バイ
ク母さん」だそうで、子育てが一段落したところで、二輪の免許を取り、革ジャンに
身を包んで仲間とツーリングに行く、そんなイメージなのです。ですから、保守とリ
ベラルといっても、福祉ボランティアに行くか、あるいは革ジャンを着てバイクか、
というぐらいの違い、そんなイメージでとらえる方が実態に近いのだと思います。
この辺りのイメージは日本の方が保守的ではないか。
＞ 保守派といっても、その正体は決して狂信的ではないと見るべきでしょう。そして、
選挙のないこの夏、イラクの戦況が悪化するニュースの続く中、過去４年間人々を右
へ右へと追いやってきた「右へのエネルギー」が限界に来たように思うのです。そん
な中、ブッシュ大統領は５週間の夏休みに入りました。ブッシュ大統領も疲れたのか
もしれません。
こっちの右派は安部も石原も疲れ知らずだよー（＾０＾）／天井知らずの右傾化日本マスコミファミリー。石原センセ！石原センセ！
日本の右傾化の勢いは、アメリカの保守の勢いではないのだ。それは日本の自国自民族中心主義には、アメリカのそれにはない男根的な勢いがあるからだと思う。それは男石原の男根の勢いである！！→その程度かよ、と突っ込まれるか
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