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(回答先: 重要フォロー、感謝!「ゆとり教育」を提唱した文部官僚こそ某国(亡国)スパイ! 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 7 月 24 日 09:11:17)
> もっともああいった右翼の多くは日本人じゃないですけど
愛国主義者気取りには効く言葉なのかもしれませんが、それだけ言っちゃうと俗悪な朝鮮陰謀論になりかねないので、餌を撒きかねない発言はお気をつけ下さい。
外野さん紹介の月刊現代の
> 「愚民化」政策をとってきた寺脇研元審議官を筆頭とする旧文部省の役人
の寺脇は以下の分析にも名前が出てきているが、伝統的な文部省の儒教思想のような保守ではなく、経済官僚と財界の経済右翼こそがゆとり教育を取り仕切っていたことが寺脇自身の口から伺える。
中曽根康弘を中心にした臨教審・ゆとり教育人脈の研究
http://www.asyura2.com/0411/senkyo7/msg/301.html
投稿者 研脇寺 日時 2004 年 12 月 18 日 20:24:40
「学力低下論」の中山は元通産官僚だが、この低下論も通産族がらみの人間ばかり。財界が「ゆとり」と「アンチ」と両方を支えると言うお決まりのパターンなのか。
これらの政策は「ゆとり」と「アンチ」とどっちが勝っても「労働力としてのみ許される存在」と言う純粋な意味の「プロレタリアート」を作ろうと言うものではないだろうか。昨今の出生率低下の話にしても国民を「労働力」としか見てないのは明らか。
しかし、ゆとり教育で導入前より暗記物のテストの全体の成績はあがったし(それは導入前が最悪だとも言えるか? また、所詮点数で測れることに全ての値打ちがあるわけでもない)、東大生はセレブレティのガキの割合は他の私学より低いし(自分の子供に利益独占のための努力を余りさせないところが日本のプチエスタブリッシュメントの甘いところか?)、ここら辺の現象は私には良く分からないことが多い。
フツーの左派からの「ゆとり」への賛成は多分以下のような北欧の教育を見習おうと言う意識ですよねえ。北欧の社会がどうなっているのか私は知らないから論評できませんが。
http://www.asahi.com/edu/nie/kiji/kiji/TKY200502250173.html
比較・競争とは無縁 学習到達度「世界一」のフィンランド
2005年02月25日
(朝日新聞東京本社発行 2月20日付朝刊)
昨年末に発表された経済協力開発機構(OECD)の国際的な学習到達度調査(PISA)でトップの成績をあげたフィンランドに、日本から注目が集まっている。しかし、その反響に戸惑っているという内容の電子メールが現地の日本人女性教師から朝日新聞へ寄せられた。「フィンランドは日本で言うような意味での教育熱心な国ではない」。調査結果の見方についても、専門家から「正しい分析を」という指摘がある。
(忠鉢信一)
フィンランド在住の菊川由紀さん(46)は96年からヘルシンキ市内の高校で日本語を教えている。
最近、男子生徒に「フィンランドはPISAで世界一だったのよね」と聞いた。どの生徒も一様に「特別なことは何もしてない。どうしてだろう」と、不思議な顔をした。
子どもたちの学習態度はどうか。たとえば、学校が出す宿題について、子どもの受け止め方は日本とは違う。
一方的に、これをやってきなさいと言っても、なかなかやってこない。しかし、「もっと勉強したい人は、この問題を解いてみたら」などと投げかけると、ほとんどの生徒が取り組むという。
菊川さんの話では、日本のような塾や予備校はない。高校進学は中学卒業時の成績で決まり、自分で卒業成績が低いと思えば、もう一年余計に中学へ通うことも可能だ。その場合、「落ちこぼれ」と言われるどころか、むしろ「長い期間、勉強した」というとらえ方をされる。日本のような受験競争とは無縁だ。
「他人と比較して上か下か、という考え方をしない。私自身、初めてこの国に住んだ中学生のころは、意識の違いの大きさに戸惑った。個人主義が徹底された社会が背景にあるのだと思う」
PISAの発表があった昨年末、菊川さんは日本へ一時帰国していた。外国語として日本語を教える教師のための研修に参加し、日本の教育事情を調べるためにある教育系大学を訪れた。
ある研究者は、フィンランドの学校について「各学校が互いに競い合って特色を打ち出している。現場に裁量を与える手法」という見方をしていた。
00年のPISAでフィンランドが総合的にトップとされて以来、日本から数え切れないほどの視察があった。菊川さんは何度も通訳を務めた。そこでも、特色を出すことが競争につながっていると誤解している人が少なからずいた。
菊川さんは「国はカリキュラムの大枠で目標を定めるだけで、達成方法は各学校の校長に委ねられている」という基本概念を教育省や国家教育委員会で何度も説明され、通訳した。現場への裁量は与えられているが、他の学校と比べて意識的に競い合ってはいない。
○「楽しんで学ぶ」貫く
フィンランドのヘルシンキ大で講師を務めたこともあり、現地の教育事情に詳しい中嶋博早大名誉教授(81)はOECDが主催した1月の講演で「義務教育世界一と言われるフィンランドは授業時間が日本より少ない。今年の総合カリキュラム見直しでは日本で言う『ゆとりの時間』が増やされる」と指摘し、PISAの結果を受けた「総合的学習」の見直し議論に疑問を投げかけた。
中嶋名誉教授は、PISAが00年に始まった経緯にも触れ、「PISAの調査結果には、これからの教育をどうしていくべきかという処方箋(せん)が書かれている。だからこそ正しく分析しなければ」。これまでの反応を見た限り、誤解があると感じるという。
「日本や韓国が高得点をあげていた従来の国際調査は、詰め込まれた知識量をみるものだった。それを見直して、生涯にわたって学習する能力を身につけているかどうかをみるための指標として始まったのがPISA。だから、暗記や暗唱が中心の教育に戻したり、授業時間を増やしたりする方法では、日本の教育が抱えている課題は解決できない」
授業の組み立て方や教科書の選定など教育内容の大部分を現場の裁量に任せたのがフィンランドの教育制度。中嶋名誉教授は「落ちこぼれをつくらない、というだけでなく、楽しんで学ぶことがフィンランドの教育の特徴」と強調した。
◆年間平均標準授業時間の比較
日本 フィンランド
7〜8歳 709時間 530時間
9〜11 761 673
12〜14 875 815
(注)「図表でみる教育 OECDインディケータ(2004年版)」から。このデータは02年現在。
中略、内容はhttp://www.asahi.com/edu/news/TKY200502200107.html政治主導の「脱ゆとり」 文科相、教育見直し発言次々
http://www.asyura2.com/0502/senkyo8/msg/926.htmlに転載
■教育改革と学習指導要領の改訂
<教育改革>
(年)
92 学校5日制月1回
93 文部省、中学校から業者テストの排除通知
95 学校5日制月2回
02 遠山文科相、補習・宿題奨励の「学びのすすめ」
現学習指導要領・完全学校5日制始まる
04 中山文科相、私案で「全国学力テストを」
国際学力調査の発表で文科省、学力低下認める
中山文科相「土曜事業容認」発言
05 中山文科相、総合的学習見直しに言及
<学習指導要領改訂>
(年)
77〜78 授業時数削減に転じる
「ゆとりの時間」導入(「ゆとり路線」始まる)
89 「生活科」新設
98〜99 学習内容の3割削減・「総合的な学習の時間」新設
03 「発展的内容」教えてかまわないと明示する一部改正
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