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ボケない百歳老人、それが自然だったのに
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投稿者 kokopon 日時 2005 年 7 月 16 日 10:29:30: uXlXC.2gGTbTg
 

(回答先: 芸術家の脳は凡人とは違う?〜年とともに脳の働きは衰える。という定説が最近崩れている。(株式会社インテリジェンス) 投稿者 XL 日時 2005 年 7 月 15 日 19:42:22)

手元のメモ帳に保存あったので載せます

脳神経細胞は生後は分裂や増殖をせず、二十歳頃から、一日十万個程の脳細胞が死んで行きますが、
変化は見られません。その理由は脳には百四十億個もの細胞があり、予備能力が極めて高く、五十年
間に一日十万個ずつ細胞が死んでも、13%程度、百歳になって初めて20%が死ぬ計算です。

一方、使われている神経細胞は10%程度です。ですからボケない百歳老人がいるのも当然で、
脳出血や脳障害で機能を失っても「リハビリ」すれば回復するのはそのためです。

本当に怖いのはこちら
免疫系にも老化が起こります。免疫を司る臓器に胸腺があります。胸腺は老化を最も鋭敏に反映す
る臓器で生後から十代まで重量が増し、35グラム程になります。その後は加齢と共に縮小し、
六十歳ごろには15gくらいになり、その大部分は脂肪で実質は5グラム以下になってしまいます。
これほど加齢の影響を受ける臓器は他になく、胸腺は老化の体内時計と言われております。

六十歳代になると作り出される免疫細胞は十分の一に減ってしまうそうです。
老人死因の第一は感染症で、これを日和見感染と言い、無害な微生物も老人には
致命的な病気を起こします。

老人結核はいま大問題で、老化で免疫系に欠陥が生じたことを意味します。
さらに恐ろしいことは、胸腺の萎縮で「非自己」の免疫能が、低下するだけでなく
「自己」を破壊する免疫抗体の産生が促進され、自己免疫疾患を発症するらしいのです。

この現象は「免疫系の崩壊」であり、加齢とか生理機能の衰退などという生やさしいものでは
いことがお分かり頂けたと思います。

−−−−− 秋には大陸の渡り鳥が世界へ飛び立ちます

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