★阿修羅♪ > アジア2 > 773.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
ブッシュ政権の意志と憲法9条改正 No.78【2005年10月3日】
http://www.chibalab.com/news_otoshiana/documents/051003.htm
■ 日中険悪化、責任は日本 クリントン政権時の対日要職経験者が見解
【ワシントン=古森義久】日中関係の悪化は日本側の挑発が原因だとの見解がクリントン前米民主党政権の対日関係の要職にあった学者から三十日、表明された。
米国の国防大学と大手研究機関のAEIが共催した「アジアにおける中国」というタイトルのセミナーでパネリストとして意見を発表した外交評議会の上級研究員、エドワード・リンカーン氏は「東アジア共同体」への障壁の一つとして日中関係の悪化を挙げ、原因について「ほとんどが日本側によって取られた挑発行為による」と述べた。
リンカーン氏は挑発の実例として、「小泉首相の靖国神社参拝と右翼の歴史教科書の採択」を挙げ、ここ一年半ほど日本側が中国側に明確に反論をするようになったことが、「中国を悪者にする言辞」だと指摘した。(中略)
同氏は中国のガス田開発にも日本側はもっと控えめな態度で応じるべきだと述べ、反日暴力デモについては、「中国が自国への挑発とみなす外国の行動にはあの種のデモで対応することはすでに分かっていたのだから、日本側はデモの前からもっと和解的な態度をみせるべきだった」と答え、日中関係の悪化や摩擦は事実上、みな日本側の「挑発」に原因があるとする見方を繰り返した。
同氏はクリントン政権時代に三年間ほどモンデール駐日米大使の特別補佐官として勤務した民主党リベラル派。リベラル派には、中国側の日本非難をすべて「靖国」や「教科書」のせいにする傾向が強く、中国共産党の統治の正当性誇示のための反日宣伝が原因だとするブッシュ政権寄りの識者たちとは激しいコントラストを描いている。(産経新聞)
==================
(貼り付け終了)
極東というか、東アジアは、今地球上でいちばん発展しているし、今後も最も経済発展が望める地域であることはまちがいない。アメリカの債権を支え続けているのはもちろん日本なのだが、その次の中国も、アメリカの債権を二番目に支えている。そんなわけでアメリカにとっては、できれば東アジアは冷戦状態がそのまま続いていてほしいのである。冷戦状態が続けば米債権は維持されるし、ドル基軸体制が維持され続けることになるからだ。
それゆえにブッシュは、北朝鮮の金正日に対してその安全を保障したのである。クリントン政権のときと同じように、今回も金正日は恫喝外交で成功したのである。ブッシュ政権は、北朝鮮を主権国家として認めてしまったのである。ようするに、もはや「日米安保」が機能していないことが証明されてしまったのである。もちろんそのことにマスコミはまだ気づいていない。
■在日米軍の再編とミサイル防衛のフランチャイズ化
以前にも話したように、アメリカは、日本の憲法9条を改正し、在日米軍の再編によって、安全保障をフランチャイズ化しようとしている。タイミングを見て、アメリカ軍が日本に持ち込んでいる核を公式に認め、最新のミサイル防衛システムを共同開発して、防衛システムをフランチャイズ化して、日本に自主防衛させる流れを構築しようとしていると思われるのだ。
だから、小泉政権と民主党の前原党首が選ばれる流れになったのは、当然ブッシュ政権の意志が強く働いていると思われるし、そう考えるべきなのだ。ドルを支え続けてくれる唯一の成長地域である北東アジアで、本格的な戦争はアメリカにとって困るのである。アメリカとしては、中国は3つぐらいに分割されて、民主化されなければならないが、できればバブルが崩壊して、中共の内部から崩壊する流れにもっていきたいのである。
■経済と政治と軍事力の三位一体
それに対して中東は、同じならず者国家でも違うのである。中東は、泥沼化すればするほど石油が高騰する。石油が高値になればアメリカの支配者層はぼろ儲けできるし、テロとの戦争で紛争が長引けば軍産複合体は武器で大儲けできる。そればかりかアメリカ軍の存在が、侵略ではなく、アラブ諸国の治安維持の大儀で、末永く駐留し続けることができる。そうすれば、石油とドル基軸体制を維持することが可能となる。
カトリーナ等のハリケーンの危機報道プロパガンダと中東の泥沼化でボロ儲けした石油関連企業と軍事産業の泡銭が、その行き場を求めて、いま世界の株価をつり上げている。永いあいだ低迷していた日本株は、一気にその勢いを取り戻しつつある。もし日本の憲法改正と自主防衛が進めば、今後の経済の再生は本格的なものになるにちがいない。経済と政治と軍事力は三位一体なのである。
日本民族も、そろそろ、それに気づくべき時が訪れたのである。それが洞察できれば、中共の傲慢な態度もまちがいなく変化する。
千葉邦雄のニュースの落とし穴
http://www.chibalab.com/news_otoshiana/documents/051003.htm