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中国「軍縮白書」発表、「国防予算は透明」
2005/09/02(金) 00:25:59更新
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0902&f=politics_0902_001.shtml
中国の国務院新聞弁公室は9月1日、「軍縮白書」を発表。台湾問題、核兵器、軍事費など広範な軍事問題をめぐる中国政府の見解を示した。1日付で中国新聞社が伝えた。
同白書ではまず、「中国は大量破壊兵器の全面的な禁止と徹底的な廃棄、および大量破壊兵器の拡散防止を主張してきた」と中国政府の立場を説明。
台湾問題をめぐっては、「いかなる国が台湾に対してミサイル防衛の支援をすることも反対する」と日米両国を暗に牽制した。
核兵器に関しては、「中国は核保有国の中で、核実験の回数が最少だ」「これまで核軍備競争に加わったことはないし、今後も加わるつもりもない」と述べている。
北朝鮮をめぐる六カ国協議の再開を前に、朝鮮半島情勢については、「朝鮮半島の非核化を支持する」と立場を表明。
軍事費については、「国防予算は全国人民代表大会で採決されたもので、公開性や透明性を確保している」「国防費の伸びは適度なもので、主に軍人の給料や福利厚生に充てられている」として、「国防予算の内訳の詳細について明らかにしなていない」という2005年版の日本の「防衛白書」などの指摘を一蹴した。
発表に際して行われた記者会見では、全予算に占める国防費の割合は減少しており、日本を含む諸外国と比べても支出額は少ないという中国政府の見解が示された。
しかし、同白書では、日本の「防衛白書」が指摘している装備の保有状況、部隊の編成などに関しては述べられておらず、今後も日本で議論を呼ぶ可能性がある。(編集担当:菅原大輔・恩田有紀)
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