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(回答先: 北朝鮮が米提案拒否、対立解けず、再開の6者協議 [CNN] 投稿者 あっしら 日時 2005 年 7 月 28 日 04:03:49)
2005年07月28日01時26分
北朝鮮の核問題をめぐる6者協議は27日、北朝鮮の核放棄に関して初の合意文書をとりまとめることで、各国間の大筋合意ができた。米政府高官が、最大の障害だった北朝鮮のウラン濃縮問題で決着しなくても、当面の合意づくりはできると譲歩する考えを表明。北朝鮮代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官も基調演説で「朝鮮半島の非核化」の定義をめぐる議論に応じる姿勢を見せたためだ。これで6者協議は、北朝鮮の核放棄を最終目標とすることで仕切り直しされる可能性が出てきたが、目標達成に向けて米朝の間にはなお大きな立場の隔たりが残っている。
北朝鮮が存在そのものを否定してきたウラン濃縮計画について、米政府高官は27日、北朝鮮と26日に行った協議で「継続して話し合うことで一致した」と明らかにした。さらに「この問題が、合意に向けて進む上での障害にはならないと考えている」とも語り、先送りを事実上、容認した。文書には、「朝鮮半島の非核化」にテーマを絞って、当面「合意された原則」だけを盛り込む考えを示した。
協議関係筋によると、27日に行われた基調演説で金次官は、完全な核廃棄を前提に暫定的な「安全の保証」を与えるとした昨年6月の米提案について「受け入れは困難だ」と表明した。
その一方で「朝米関係が正常化され、米国の核の脅威が除かれるのに従い、核兵器と核兵器計画を検証可能な形で廃棄することを公約する」と述べ、見返りとして米国側に体制の保証を求めた。朝鮮半島の非核化について「共通認識を確立する必要がある」とも語り、米国が求める「非核化」の意味をめぐる議論に応じる姿勢を示した。
一方、米国代表のヒル国務次官補は、北朝鮮に対し「現在あるすべての核兵器と核計画を、効果的な検証を伴う形で廃棄する」よう求めた。核放棄の見返りに他の参加国からも北朝鮮の安全を保証し、貿易と投資を含む経済協力をする考えを示すなど、米朝両国はともに歩み寄りの姿勢をのぞかせた。
議長国・中国の武大偉(ウー・ターウェイ)外務次官は演説で、合意文書の作成に入る意向を表明。(1)核問題の平和的解決(2)関係国の主権の尊重、不可侵、関係正常化の推進(3)関係国の間の正常な経済協力(4)相互信頼措置の構築と、武力の不使用――などを盛り込む考えを示した。
日本政府関係者によると、内容は(1)「核放棄」の対象(2)北朝鮮への安全保証の方法(3)エネルギー支援、の3項目になるという。
http://www.asahi.com/politics/update/0727/005.html