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(回答先: 米中の主権は世界人類の主権である。追求は止めないからな。 投稿者 エル・パルタッソ星人 日時 2005 年 7 月 02 日 11:22:22)
2005.07.02 Saturday 23:56
赤い資本主義
Asia Politics / Kaisetsu
http://blog.kaisetsu.org/?eid=42311
ODA ウォッチャーズは、ファイナンシャル エンジニアで、バリバリの近代経済学派ですし、ポスト・モダン学派ですが、ここは、「エル・パルタッソ星人さん」に敬意を表して、マルクス経済の用語を含めて書いていきます。一応、マルクスの書いたものは、全部、読んでいます。
中国は、WTO加盟後、本気で、「赤い資本主義」に邁進する覚悟です。
嘗て、日本が、「ニッポン株式会社」で、官僚と民間が、一丸となって、世界市場に打って出ました。戦後の、日本は、完全な「社会主義計画経済の発展」です。
資本の原始的蓄積の、より少ない東南アジアでは、共産主義によって、資本財の共通管理を行った上での、資本主義経済発展を図る手法が、ハロッド・ドーマーの理論によって、裏付けされ、ベトナムなどの「ドイモイ」で、成功を収めました。
韓国、タイ、インドネシア、フィリピンなどは、基本的に、軍事独裁色の強い、原始的資本蓄積を図り、資本主義経済成長に成功しています。
中国は、これらのモデルを十分に研究し、満を持して、新しい経済実験に踏み出したのです。
中国と華僑資本は、この壮大な実験に、意欲的に、戦略的に、合理的に、冷静に、チームを組んで、走り始めています。中国は、手持ちのアラユル手駒を使うでしょう。
日本も、より、冷静に緻密に、日本人の現実的利益を分析し、煽動に挫けず、自分の生活の安定と幸福の持続のために、今、何が必要か、具体的に行動するべき時だと思います。
当然、隣国の動きを具体的に、冷静に読み解き、批判するべきとことは、批判するべきです。但し、日本が先進国として、進むのであれば、当然、それなりのマナーと、国際認識が必要です。所謂、「教養」です。