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(回答先: 陸軍兵士銃乱射事件 解けない疑問 【朝鮮日報】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 6 月 22 日 11:27:37)
ホーム > 社説・コラム > 社説 記事入力 : 2005/06/20 19:57
「新たな軍」作りに向けた総合対策を
最前線の哨戒所(GP)で務める兵士が手榴弾を投げかけ、小銃を乱射し、同僚を殺害した理由が「先輩兵士の暴言」のためだったとは、あまりにも衝撃的だ。
心身ともに健康と判定され入隊した兵士が、ある日こうした惨劇を引き起したのを兵士個人の問題と決め付けるわけにはいかない。 程度は異なるが、軍隊で同様の逸脱行動が常時起こっている。
もはや軍の組織と規律、運用のシステムと組織文化を全般的に検討し、総合策を講じることが急務となった。
軍隊とはいえ、社会の流れからの例外とはなりえない。
何よりも軍に入隊する若者は、以前の若者とは異なる。単なる世代のギャップという月並みな言葉で曖昧に表現して終わりにできないほど、根本的な差があるのだ。従って、新世代というより、「新国民」としか表現する方法がない。
考え方や行動様式、さらには価値観に至るまで、従来の世代とはまったく違う。しかも、兄弟とふれあいながら、他人とともに生きる社会化の経験がない一人っ子たちだ。親の愛情はたっぷり受けているが、受けた愛情を兄弟と分かち合ったことはない。
こうした若者は価値の設定において、「自分」を何よりも優先する。その分、組織のために自分を犠牲することにも消極的だ。同僚との対立を解決することも苦手であるしかない。
こうした兵士を一つにまとめ、強靭な軍隊に育て上げるには、従来の訓練のやり方や軍紀による引き締めでは限界がある。
このような「新国民」たちで軍を組織するには、彼らのさまざまな要望に応えながら、軍人精神の基本を忘れないようにするための新たな訓練のやり方やリーダーシップの開発が欠かせない。
そうした面で、兵士の面倒を見、相談の相手もしてやれる副士官(下士官)の人数が非常に少ない点は大きな問題だ。米軍のある砲兵大隊は、延べ520人余りの隊員のうち、副士官が250人に達するが、韓国の砲兵大隊は延べ350人のうち、福士官はわずか40人に過ぎない。
専門人材として軍の礎になる一方で、一般兵には親や兄のような存在となりうる副仕官を拡充する対策を設けるべきだ。
今回の惨劇を機に軍はもちろん、政府と国民がすべて参加する機関を構成してでも、「新しい国民」が「新しい状況」の下で「新しい軍人」に生まれ変わるべき総合対策を確立しなくてはならない。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/20/20050620000068.html