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(回答先: <最前方GP銃器事故>自由な新世代と抑圧的軍文化の衝突 【中央日報】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 6 月 20 日 17:30:04)
それでも、軍だけはしっかりしてほしい
非武装地帯内の最前線GP(監視哨戒所)で兵士が手榴弾を兵舎に投げて銃を乱射し、兵士8人が死亡するという、とんでもない事件が発生した。
先任兵士の暴言に苦しんでいた新兵が偶発的に起こした事件だと国防部は説明している。
国の要求に応じて入隊し、無念の死を遂げた若者の果たせなかった夢をどのように補償できるのか。息子が軍隊にいる全国の親たちは、不安な毎日を送ることになった。
GPは軍事境界線を目の当たりにしている最前線の監視哨戒所だ。もっとも規律が確立されるべきところで、あるまじき事件が発生したのだ。軍隊の規律がどこまで乱れているかを垣間見ることができる。
銃器乱射事故の2日前には、江原(カンウォン)道・鉄原(チョルウォン)で北朝鮮兵士が軍事境界線の鉄柵を越えて来たところを、4日ぶり住民の通報で発見された。
そこは昨年10月にも何者かが3重の鉄柵を切断して北朝鮮入りし、軍が再発防止を掲げて騒ぎ立てたところだ。
鉄柵には穴が開き、兵舎では手榴弾が投げ込まれることを規律の乱れと決め付けたり、教育と訓練で引き締めれば解決する問題だと見てはならない。
何が最前線の兵士の緊張を緩めたか、将校はどのような理由から兵士の乱れた服務姿勢を引き締められないのかをきちんと見届ける必要がある。
軍が誰の脅威から国家を守るべきかをめぐって混乱しているのが韓国軍の現状だ。昨年は海軍艦艇がNLL(北方境界線)を侵犯した北朝鮮の艦艇を撃退したにもかかわらず、懲戒を受けたこともある。
先日、平壌(ピョンヤン)で「民族協力」を謳う祝祭が行なわれた。軍隊の外では北朝鮮より米国がわれわれの安保を脅かしているという主張が人目をはばからず提起されている。
鉄柵が切断された事実が判明した翌日、大統領は国防長官と合同参謀議長、陸海空軍の総長を呼んで激励のゴルフ会を行なった。切断された鉄柵などは大したことではないという軍統帥権者の考えと受け止められても仕方がない。
大統領から社会一般に至るまで、安保に対する認識がこういう有り様なので、兵士たちも自分が何のために青春を捧げて軍に服務し、徹夜の警戒をしているのか、目標意識を失うようになるのだ。
しかし、いかなる場合でも軍までふらついてはならない。
政治がこの国をどの方向に導くか分からないご時世だとしても、軍の各指揮官と兵士だけは国を守る最後の砦という事実を一瞬でも忘れてはならない。
軍だけはしっかりしてほしいと国民は切に訴えており、願っている。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/19/20050619000041.html