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(回答先: 『協調』米韓 埋まらぬ溝 首脳会談 【東京新聞】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 6 月 12 日 07:54:25)
韓国 懸案各論は先送り
【ソウル=久保田るり子】韓国の青瓦台(大統領府)は米韓首脳会談後、「同盟関係は現在、強固な状態にあり、懸案は解決されつつあると双方が満足を表明した」と説明し、米韓関係への不安を払拭(ふっしょく)した意味は大きいと強調した。
韓国は十四日から南北首脳会談五周年の記念行事を北朝鮮と共催し、二十一日には南北閣僚級会談も予定されるが、対北融和策一辺倒だった盧武鉉政権が首脳会談を踏まえて対北政策に何らかの変化をもたらし得るのか注目を集めそうだ。
二国間関係では、在韓米軍の他地域への展開を認めることに韓国側が難色を示したことから米韓亀裂の原因の一つとなった「在韓米軍の戦略的柔軟性」問題については「継続協議」となった。米側の韓国への不信の原因と指摘される盧武鉉大統領の「北東アジアのバランサー論」についても「論議はなかった」(潘基文外交通商相)といい、総論では同盟関係が確認されたものの、各論は先送りにされた形だ。このため「同盟関係が名実ともに確固としたものかどうかは即断できない。盧政権の今後の対応次第とみるべきだ」(韓国有力議員)などと、国内では依然、厳しい見方が根強く残っている。
北朝鮮の核問題についても(1)平和的、外交的解決の原則(2)対北攻撃の意思がないこと(3)北朝鮮が核廃棄の戦略的決断をすれば米国は米朝関係改善を視野に入れること−などを確認したとして、韓国側は対北制裁論議に当面、歯止めがかかったとの認識を抱いている。
しかし、北朝鮮が六カ国協議に応じない場合の国連安全保障理事会付託や制裁を含む対応についての協議は公表されておらず、韓国側は「ぎりぎりの外交努力を続ける」との原則論で応じたもようだ。
韓国は平壌で行われる南北首脳会談五周年行事に三百人を送る。当初は民間と政府合わせて六百八十五人が訪朝する予定だったが、北朝鮮が米軍のステルス爆撃機の韓国配備を理由に一方的に訪朝枠を縮小し、韓国がやむを得ず受け入れた経緯がある。また、閣僚会談を決めた先月の南北次官級会談では共同発表文書で核問題に言及することもできなかった。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/12int003.htm