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(回答先: センスのない政治家Re: 「天皇は退位すべきだった」 民主・菅氏がテレビで発言 投稿者 一言主 日時 2005 年 5 月 10 日 13:49:50)
終戦の前後の話で、何時であったか忘れましたが、そのような事が新聞に出ていた事があります。
高松宮殿下が進言されたと記憶しているのですが…。
それに対しての、昭和天皇のご返事については私は、よく記憶しているつもりであり、
「君から言われる事ではない」といったご返事だったと思います。
天皇御自らの地位については、国民の考える事と陛下ご自身のお考えの間に違いが生ずるのは当然です。国民が天皇を任命するわけではないのですから。
昭和天皇の「地位の継続」についてのお考えについては、
天皇ご自身でなければわからない事であることを知りつつ、
私の勝手な拝察を敢えて無礼を知りつつ少し書かせていただきますと、
まずは昭和天皇は大陸政策を巡っての軍部の行動に批判的であられた事があり、
統帥権を何度も犯されていた事について強い怒りの念を持っておられて、
チャイナとの紛争も望んでおられず、米国との戦争も望んでは居られなかったという事があります。
つまり、陛下は蚊帳の外に置かれていて、御自らの想いとは異なった動きをしていき、かつ御自分では停める事の出来ぬ大日本帝国の有様と体制を見て悲しんでおられたのではないでしょうか。
しかし、敗戦となった時点において、
恐らく、国における天皇の御立場と役割について考えるところが御ありになったのではないでしょうか。
自ら退位をなされたならば、敗戦を受けて混乱している国民と国は更に混乱を深めてゆくであろうと推測をされたのだと思います。
この時点では、国の大黒柱としてしっかりと立っていない事には国民と国とはどうなってしまうか判らない…、であるから自分は国民や他国の思いはどうあろうとも総てを引き受けて立っていなければならない。自らが地位にあることにより、我が国は戦に負けたけれども国としては潰れる事は無くしっかりと継続している事を明らかに示さなければならない。
このようにお考えをなされたのではないでしょうか。
前後はどちらが先になるのかは判りませんが、マッカーサー元帥に対しては「戦争の責任については私が全部を負う積もりである」と発言されてたのですが、占領軍の方からは退位を迫れる事は無かったのです。
マッカーサー元帥は単に利用する積もりだけで天皇の退位・廃止を考えなかったのではないと思います。彼は知恵の高い人物であったと考えられます。
恐らく、昭和天皇とマッカーサーとの間には心の通ずるところがあったのではないでしょうか。マッカーサーには昭和天皇の御心を理解できるところがあったのではないでしょうか。
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