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(回答先: 靖国「参拝」で司会降板 韓国歌手、反発広がり 投稿者 とっぽ 日時 2005 年 4 月 27 日 20:16:54)
「固定観念を破ろうとしたのに…」 親日騒動の趙英男氏インタビュー
【動画】親日騒動の趙英男氏インタビュー
歌手の趙英男(チョ・ヨンナム)氏が今月26日、朝鮮日報動画コンテンツ制作チームとインタビューを行った。
同日午後、ソウル・萵K(チョンダム)洞の自宅でインタビューに応じた趙英男氏は、先日行った日本産経新聞とのインタビュー内容に対し、「本意が歪曲された」と釈明した。
趙英男氏は過去13年間、司会を務めてきたKBS第1テレビの番組『経験!生の現場』をおりるつもりだと話した。取材班は自ら“道化師”と名乗る趙英男氏の日本に対する考えなどについて聞いてみた。以下は一問一答。
−今年1月、『殴り殺される覚悟で書いた親日宣言』という本を出した。タイトルが挑発的だが、親日宣言という言葉が韓国社会で持つ何らかの固定観念を壊したいと思ったのか。
「そうだ。韓国で親日という単語はひどい意味が盛り込まれている。親日という単語には“売国”の意味が含まれている。しかし、60年経った今も過去と同じような意味で使うべきかというのが私が提起したい質問だ。勇気を振り絞ってその単語を使い、本当の意味、親しいという意味としての親日の言葉が広く使われることを希望した」
−本を出した背景は?
「今年は韓日国交正常化40周年、植民地から解放されて60周年になるなど、いろんな面で日本との関係において意味のある一年だ。今年が互いに背を向け合っている隣国関係を解決する絶好のチャンスだと思った。それに、日本で『冬のソナタ』、ヨン様など、いわゆる韓流ブームが巻き起こった。私はそれを、花束を抱えた日本がわれわれに手を差し伸べるジェスチャーだと設定した。韓国文化界が答える番なのだという思いでいっぱいだった」
−本を通じて伝えたかったメッセージは何か。
「米国を行けば日本という国が違って見える。私が大げさに言っているのかも知れないが、米国で見た日本は一等国民だ。しかし、韓国だけは唯一、日本を最下位に評価している。この部分を誰かは指摘すべきだと考えた。過度に日本を低評価するのは大きな問題だ。われわれは商売をし、利益を得なければならない国なのに、このような姿勢ではあまりにも損が大きい。誰かがこれを指摘しなければならないが、政治家や知識人はこのようなそれを恐れている。しかし、私は道化師なのだから、こんなことを言っても別に…」
−日本に対する韓国の対応が画一的すぎるのではないか。
「誰かが命令をしたわけでもないのに、日本は絶対駄目だなんて…、おかしいじゃないか。米国を知っている、米国が好きだと言えるように、日本に対してもそうなるべきだが、日本に対してだけは絶対的にノー(No)だとしている。日本の問題というより、われわれの思考の問題だ」
−独島問題に対する韓国の対応が感情的過ぎると?
「個人的な立場から言おう。今は私の自宅で話しているのだから…。私が妻と一緒に歩いている時、通りすがりの誰かが『俺の妻だ』と言ってきたとする。この時、反応は大きく二つに分けられる。一つは『何だと、この野郎!」と殴りかかるタイプ、もう一つは『気でも狂ったのか』と言ってそのまま無視してしまうタイプ。私はそのまま無視し、妻を連れて行ってしまうタイプだ」
「ところが、私たちは今、多数がこちら(殴りかかる方)側に立っている。そうすることで問題が解決すればいいのだが、私の考えでは、そうではない。日本は巧みで、術が精巧で、手順もはっきりしている。私たちがその術にはまっているというのが私の個人的な考えだ。(中略)単に大声を出していれば、怒っているように見える。誰かとけんかをする時、怒り出せば、負けになる。精巧に、余裕を持って多角的に対処する方がパワーがあると考える」
−韓国で何らかのイシューに対し、多様な形の論議が行われるためには何が必要だと思うか。
「私のような人間が出て、他愛のないことを話しては叩かれ、また、これからもそれが繰り返される…(様々な趙英男が登場すべきだという意味か?)その通り…。あ、こんな人もいるのか、あんな人もいたんだな、さて、私はどうしようか。あれもよし、これもよしと選択すべきなのだ。そういった面で、私は(冗談ぽく)極めて大きな愛国をしたと思っている(笑)」
−最後に、今回の騒ぎと関連し、何か話したいことは。
「何とまあ、こんなインタビューまですることになってしまったが…。(ため息)とにかく、日本はどこかに移してしまうこともできない隣国だという点…。しかし、これまで一度も互いにいい隣国にはなれなかった。背を向け合って100年になったし、植民地解放からは60年、仲良くやりましょうと言い出してから40年にもなったというのに…(大きなため息)、いつまでこれが繰り返されるのか。今からでも、本当に仲良くやれる韓日関係になるべきだというのが、一貫して私の伝えたかったメッセージだ」
崔勝鎬(チェ・スンホ)記者river@chosun.com