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(回答先: 隣国から:上 「反日」の建前 過去の痛み、潜在意識に 【朝日新聞】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 6 月 19 日 06:56:02)
「友好」一転、ピリピリ 日韓首脳あす会談 韓国、反日世論も意識
小泉首相と盧武鉉大統領の親密度
20日の小泉首相と盧武鉉(ノムヒョン)大統領の日韓首脳会談は、頻繁に往復する意味から「シャトル外交」と銘打って昨年2回開かれた会談とは、様相が一変する。日本側はリゾート地で「胸襟を開いた意見交換」を演出したいと考えていたが、韓国側が首都ソウルで居住まいを正して相対することを望んだからだ。会談の設定自体が、歴史問題をめぐってピリピリした日韓の今を映している。
●ネクタイ締めて
「金大中(キムデジュン)政権時代の日韓関係に戻るのは無理でも、修復軌道に乗せられたら成功だ」。外務省幹部は今回の会談をそう語る。
昨年12月、「砂むし温泉」で有名な鹿児島県指宿市で開かれた会談では、ホテルの庭園を両首脳が散策した。同年7月に韓国・済州島で行った首脳会談にならった「保養地シャトル外交」の演出だった。
今回の会談場所も、今年初めごろまではテレビドラマ「冬のソナタ」の舞台となった春川(チュンチョン)や、南部の保養地などが取りざたされていた。だが、2月に島根県議会で「竹島の日」条例案が出され、4月に中学歴史教科書などの検定結果が公表されると、「地方都市でリラックスして語り合う雰囲気ではなくなった」(外務省幹部)。
両国の外交当局は5月上旬、事務レベルで6月20日をめどにソウルで開催することを確認。会談場所は青瓦台(大統領府)とすることが暗黙の了解になった。
済州島と指宿で両首脳はノーネクタイで会談に臨んだ。今回も日本側はノーネクタイを主張したが、韓国側は「青瓦台での会談はネクタイ着用が原則」と応じなかった。
●記念訪問も消え
今回の首相の日程づくりにあたって、外務省は一時、植民地時代の抗日運動の様子が展示されている韓国中部・天安(チョナン)市の独立記念館の訪問を検討した。
だが、結局、見送られ、「ビジネスライクにこなす」との判断に落ち着いた。外務省関係者は「韓国側が求めているのは靖国神社参拝中止や、過去の行為を正当化するような閣僚の発言をやめることだ。独立記念館を訪問しても対日批判が収まる見通しはない」と話す。
今月22日は日韓基本条約が結ばれ、両国の国交が正常化してから40周年にあたる。あえて、この日に首脳会談の日程を合わせなかったのは、日韓基本条約について、韓国国内で「戦争や植民地支配の責任を問わないまま日本に免罪符を与えた」と破棄を求める声が根強く、双方の外交当局に「この日に会談を行えばかえって批判を招きかねない」との懸念があったためだという。
http://www.asahi.com/paper/politics.html