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(回答先: 売られた喧嘩は、買う。中国が「やめろ」という「権利」など存在しない。 日々不穏なり 投稿者 TORA 日時 2005 年 6 月 18 日 06:02:44)
2005-06-18 15:37:49 Posted by kaisetsu
靖国問題の認識の混乱を正す
テーマ:Peace!Peace!
http://kaisetsu.ameblo.jp/entry-9fece8224ad0a085e81a549f3c207a85.html
TORAさんの今回の投稿は、具体的に論点を示され、勿論、ODA ウォッチャーズと結論は異なることが多いと思うが、主張されるスタンスは、歓迎される。
さて、個々に詰めていきましょう。
1.国際関心事項とは何か?
TORAさんは、「国際関心事項」の文言に縛られて議論を展開している。国際法、特に国債公法は、所謂、ケース・スタデイー研究が不十分で、テクニカル・タームを扱う場合、実体に即して考える必要が在る。まず、TORAさんが、持ち出している「コソボ紛争に対する国連介入等」は、何等かの実行行為、相手への強制を最終的手段として担保する行為を予定するものであり、諸国家の独立権限を基本とする国際法の立場からは、内政干渉の是非を議論するケースと考えられる。一方、今回の靖国問題や扶桑社の教科書検定の問題は、中国や韓国の被害者であり、直接の当事国が、太平洋戦争(日本の他国への侵略戦争、これが侵略戦争であることは、日本政府の認識でもある。)におけるA級戦犯の取り扱いや自国民の被害の表現内容について、意見と主張を行っているのであり、日本政府の善処を求めているのであって、先の「コソボ紛争に対する国連介入等」の事案とは、全く、内容を異にする。 違う内容を、同じ言葉で表現して、比較し、矛盾を突く、不合理な論証である。
2.3つの政治的文書の「精神に背く」とは?
中国や韓国は、教科書検定そのものを批判しているのでも、一般の教科書を批判しているのではなく、「扶桑社」の「歴史」「公民」の教科書を批判しているのだ。 一般論で、個別論を吟味する不合理な論理展開である。
3.反対する「権利」
国際法において、国家は、基本的に万能である、ことが前提であり、当然、国家は、あらゆる権利を有する。但し、この国家の万能な権限を制約するべきである、というのが、現在の潮流である。記述のTORAさんの不合理で間違った認識による『意見』による、結論であり、是認できない。
また、TORAさん、こそ、国際公法の基本的事項を専門書を通じて理解され、発言される方が良いだろう。読者に間違った認識を植え付けることと、TORAさん自体の評価の低下を招く。