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(回答先: 新教皇ベネディクト16世の略歴 [カトリック中央協議会HPから] 投稿者 white 日時 2005 年 4 月 20 日 13:34:21)
新法王名の由来 「ベネディクト」は「至福」の意
法王の選挙などついて定めた「使徒憲章」によりますと、コンクラーベで投票総数の
三分の二を超える票を獲得した枢機卿は、選挙結果を受け入れることを表明した後、法
王としての呼び名を自ら選ぶこととされており、これによって正式に法王の座についた
と見なされます。
呼び名は、過去の法王の名前から選ぶのが通例ですが、選んだ名前によって、どのよ
うな法王でありたいと願っているかが伺えるとも言われており、亡くなったヨハネ・パ
ウロ二世の場合は、在位わずかひと月余りで死去した前任者、ヨハネ・パウロ一世を引
き継ぐ意味合いがあったと言われています。
「至福」を意味する「ベネディクト」は、六世紀に活動し、「ベネディクト修道会」
を設立したことなどで知られる聖人の名前に由来し、ローマ法王の名前としてはベネデ
ィクト一世によって六世紀後半に初めて登場しました。
ベネディクト十六世の前のベネディクト十五世は、千九百十四年の第一次大戦勃発直
後から足かけ八年にわたって法王の座にあり、大戦中は中立を維持するとともに、平和
の尊さを訴え続けました。
また、第三世界への布教に熱心に取り組んだほか、東方正教会との対話に尽力したこ
とでも知られています。
ラッツィンガー枢機卿が、どのような理由でベネディクト十六世と名乗ることを選ん
だのかは定かではありませんが、こうした路線を引き継ぎ、積極的な平和外交や、教会
の国際化を進めていく意志を示したものとも受け取られています。
[2005-04-20-18:28]