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(回答先: 悪魔に催眠をかけられた新教皇ラツィンガー【エル・ムンドが痛烈な非難記事を掲載】 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 4 月 20 日 09:19:57)
□決め手は高齢と路線維持…新法王あっさり保守派に [読売新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050420-00000507-yom-int
決め手は高齢と路線維持…新法王あっさり保守派に
「正直言うと、保守派でがっかりしている。今、望まれているのは、柔軟な思考の人なのに」――。
バチカン市国のサンピエトロ広場を埋めた10万を超える群衆が新ローマ法王誕生の発表に大歓声をあげる中、ドイツ人神学生(27)の表情はさえない。母国から新法王が生まれたことへの高揚感はなかった。
法王ベネディクト16世に就任したラッツィンガー枢機卿は、一般信者の人気が高いとは言い難い。リベラル派の枢機卿からは、「保守派のドン」と反発を集めている。
しかし、勝負はあっけなかった。4回目の投票での決着は、過去100年間に9回の法王選出会議(コンクラーベ)の中で2番目に早い決着だった。
早期決着の背景は何か。
イタリアのメディアは、「高齢と現状維持」の2点をその理由にあげている。
ベネディクト16世は78歳。法王就任時の年齢としては、20世紀以降で最高齢だ。58歳で就任した前任のヨハネ・パウロ2世は26年余り法王の座にあったが、新法王は年齢的にも長期在位は考えにくい。
また、ベネディクト16世は、前法王と似た考え方の持ち主だ。現状維持が当面の方針になるとみられる。
現時点で多数派を形成する力を持たないリベラル派としては、保守派候補の中では、政策が見通せるベネディクト16世を「最良の選択」ととらえたようだ。このため、リベラル派にとっての今回の敗北を「戦術的受諾」とした新聞もある。
それでも、法王選出会議が長期化する可能性がなかったわけではない。カギを握ったのは、1回目の投票だった。ここで、票が分散すれば、もつれる公算もあった。しかし、ラッツィンガー枢機卿が1回目で予想以上の差をつけて1位となり、地滑り的に勝利を収めたとの観測が流れている。
19日夜、選出会議場のシスティナ礼拝堂から出てきたイタリアのアントネッリ枢機卿は、「礼拝堂の中は一体感があった」と語り、大きな対立はなかったと強調した。(ローマ 土生 修一)
(読売新聞) - 4月20日15時1分更新