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(回答先: キルギス革命、米機関が暗躍=邦人拉致事件で身代金を否定−アカエフ氏 投稿者 中田英寿 日時 2005 年 4 月 08 日 14:20:11)
ジョージ・ソロスの影
http://www.tbs.co.jp/newsi_sp/eurasian/040514.html
旧ソ連の独裁者、スターリンが生まれたグルジア西部のゴリは、時代から取り残されたように、今もスターリン礼賛に包まれている。
グルジアの首都トビリシから車で貧しい田園地帯を2時間。人口7万のこのさびれた町では、「スターリン通り」「スターリン広場」が残り、スターリンの銅像が立つ。中心部にスターリン生誕の家が保存され、隣に立派なスターリン記念館。3000万人が殺害された大粛清は、この町では見向きもされない。
記念館のガイドの女性は「スターリンは今も偉大な指導者。スターリンが嫌いな人はこの町では皆無だ」と述べ、中国や北朝鮮からも旅行者が訪れることを明らかにした。
中国にとって、スターリンは「古い友人」。北朝鮮にとっても、スターリンは金正日労働党総書記の父親、金日成主席を指導者に擁立した恩人である。北朝鮮当局者がゴリ詣でをするのもよく分かる。
筆者が5月初めに記念館を訪れた時、駐車場にベンツの小型バスが止まっているのが目についた。バスは在グルジア米大使館所有で、「館員が視察中」とのことだった。
スターリン記念館と米外交官−。この奇妙な組み合わせは、「米国の影」がカフカス地方に浸透し始めたことを示している。
米国は首都トビリシに巨大な大使館を設置。マイルズ大使は旧ユーゴスラビアで紛争調停に当たり、「謀略の専門家」(グルジア人記者)といわれる。米投資家、ジョージ・ソロス氏が主宰するソロス財団もトビリシに事務所を設置し活動している。
昨年11月、「バラの革命」と呼ばれる民衆蜂起で政権を追放されたシェワルナゼ前大統領は、「ソロスにやられた」と漏らした。5月初め、グルジア政府と敵対していたアジャリア自治共和国の親ロシア派指導者、アバシゼ氏が追放された民衆革命も、やはり米国の秘密工作とする見方が有力。
こうして、カスピ海の油田地帯をにらむ戦略的要衝であるカフカス地方一帯で、米国の影響力は確実に増大している。
1月のグルジア大統領選で96%の得票を得たサーカシビリ大統領(36)は、ゴリに近い貧しい山岳地帯で生まれた。極めて有能で、ワシントンのジョージタウン大学で学び、ニューヨークの弁護士事務所に勤務した生粋の親米派。
誕生日はスターリンと同じ12月21日であり、グルジア国民は故郷の英雄スターリンと重ね合わせてサーカシビリ大統領を熱狂的に支持する。大統領の後ろ盾である米国が、背後で巧みな情報・宣伝工作を仕掛けているのは間違いなさそうだ。