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(回答先: 火薬庫レバノン イグナシオ・ラモネ 訳/斎藤かぐみ (Le Monde diplo) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 3 月 29 日 22:10:06)
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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(27日)シヌイが賛成に回り、予算成立にメド
★(28日)エルサレムの復活祭に世界から数千人
★(29日)一方的分離の国民投票法案は否決
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2005年3月27日(日)
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*シャロン首相が土曜夜にシヌイのラピド党首と会談し、予算案に賛成
するよう説得。社会福祉などの事業に予算を配分することと引き換え
に、シヌイが予算案に賛成することで合意した。(P,H,7)
*最終地位交渉で、一部の入植地をイスラエルが確保することに、ブッ
シュ大統領が同意しているとライス国務長官が確認。しかし、現時点
での入植地拡大には反対する見解を示した。(H,I,7)
*アフリカのイスラム教国家、チャドとイスラエルが近日中に国交樹立。
イスラム教の国家でイスラエルと国交を持っているのは、現在のとこ
ろエジプトとヨルダンだけ。(P,H)
*大学紛争を解決するため、教育省と学生代表の間で行われた会談は決
裂。学生は戦術を強化し、抗議行動を拡大する構え。(P,H)
*ナブラスの南にある入植地イツハルで、プリムの祭で興奮した入植者
多数が付近のパレスチナ人を襲撃。警備の警官と争いになった。犯人
の逮捕は後日行うと警察は説明している。(P,H)
*一方的分離に反対する右派活動家を収監するために新設した施設で、
21人が早くも騒乱事件。散歩に中庭に連れ出したところ、礼拝をす
ると主張して動かず、乱闘の末に部屋に連れ戻された。(P)
*離婚に関するラビ法廷の権力を増大する法案が成立へ。予算案への賛
成を確保するため、首相が超正統派政党の要求に応じた。(H,P)
*パレスチナ人クリスチャンが、エルサレムやベツレヘムでの復活祭式
典に参加するため、国防軍が移動制限を緩和。(P)
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2005年3月28日(月)
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*米国の反対にもかかわらず、エルサレム近郊の入植地拡大は進めると
の方針を、シャロン首相が閣議で説明。「入植地拡張に米国の明白な
賛成を得ることは不可能だ」と語った。(H)
*モファズ国防相が昨日、米国に向けて出発。チェイニー副大統領など
と、国防や治安について協議を行う予定になっている。(P)
*多数の右派代表がシャスの霊的指導者オバデヤ・ヨセフ師を訪問し、
一方的分離の国民投票への賛同を要請中。ヨセフ師はすでに国民投票
に反対を表明しているが、翻意の可能性もある。(P,H)
*一方的分離の国民投票法案は、今夕にも国会で一次朗読の採決が行わ
れる。否決される可能性は高いが、もし可決されるとガザ撤退は大幅
に遅れる可能性がある。(P,H)
*国会では今日から予算案の審議が開始。政府は67票の賛成を確保し
ているため、月末までの予算成立は確実視されている。(H)
*カルキリヤの治安維持引継ぎを延期する方針をモファズ国防相が発表。
自治政府は逃亡テロリストの武装解除などの約束を果たさないだけで
なく、ガザへのミサイル密輸に協力しているため。(P,H,7)
*1億2千万ドルの資金を世界各国から集め、自治政府を通してガザの
貧しい家庭に支給する計画をペレス外相が閣議発表。支援金で人気を
稼ぐハマスに対抗して自治政府の人気を高めるため。(P)
*昨日はエルサレムの聖墳墓教会や園の墓などで復活祭の式典。紛争の
沈静化を受け、昨年より多い数千人のクリスチャンが世界から集まっ
たが、それでも紛争前に比べれば、まだかなり少ない。(P,I)
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2005年3月29日(火)
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*国会は一方的分離の国民投票法案を72対39の圧倒的多数で否決し
た。入植者のリーダーと一部の政治家達は街頭デモを行なって反対表
明をしたが、暴力は無かった。(P,I,H,7)
*スマトラ沖でM8.7の地震があり、インドネシアのニアス島で家屋倒
壊、290人が死亡。イスラエル人の死者は未確認。(P,H)
*イスラエル政府は2005年の予算に5500万シケルをアラブ人と
ベドウィンのために計上。ネゲブにおけるベドウィン雇用の促進とア
ラブ人児童のために学校教室の新設などに使われる予定。(H)
*2000年9月のインティファーダ以来初めて、エルサレムに新しい
ホテルが開業。観光ブームの再来が期待されている。(P)
*イスラム聖戦とハマスがPLOに参加する可能性があると、イスラム
聖戦の指導者が語った。両派はイスラエルとの和平を拒否し、主流派
のPLOには参加しないとの立場を取っていた。(H)
*カッサムに似たロケット砲を製造していたイスラム聖戦のメンバー8
人を国防軍がジェニンで拘束。戦闘で兵士1人が負傷した。(P,H)
*入植地の政治指導者が地方自治体職員にデモ出席を依頼したことが判
明。内務省は、もし職員が給与の支払いを要求した場合、指導者が自
分の費用で支払う必要があると警告した。(H,P)
*ガリラヤ湖の水位が冬の始まり以来、初めて低下。現在の水位は海面
下209.64メートル。(P)
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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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