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(回答先: キルギス政権、崩壊 野党の暫定政権が発足 大統領代行を選出 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 3 月 25 日 22:48:39)
03/25 10:53 周辺国の反政府機運刺激 親族、部族重用に共通点
【ビシケク25日共同】キルギスでの政権交代は、中央アジアに
加え中国、アフガニスタンまで及ぶ広範な地域の戦略バランスに重
大な影響を与えるとみられる。中央アジアで続いてきた旧ソ連時代
からの指導者による独裁体制の一角が崩れたことで、親族や部族重
用など共通点が強いウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタン
などの反政府機運を刺激することは必至だ。
特に中央アジアの盟主を自任するウズベクでは過酷な野党弾圧へ
の不満があり、さらにキルギス政変の震源地となった南部にウズベ
ク人が多いことから、カリモフ政権は神経をとがらせている。
またキルギス政変は、隣接する新疆ウイグルの独立運動の活性化
を恐れてアカエフ政権を支持してきた中国にも大きな誤算となった
。当面はキルギス新指導部が中国、ロシア、中央アジア諸国で構成
される上海協力機構にどのようなスタンスをとるかが焦点となる。
さらに、今回の政変はウズベク、キルギスへの突出した財政支援
を続けていた日本にも痛手といえる。欧米からはウズベクの人権侵
害などを理由に支援を疑問視する声もあった。アカエフ政権の腐敗
と脆弱(ぜいじゃく)さが露呈したことで、日本の中央アジア政策
も一定の見直しを迫られる可能性がある。
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[2005-03-25-10:53]