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(回答先: 問題は科学にあるのではなく、政府による科学の問題への干渉【Natureの論説】 投稿者 木田貴常 日時 2005 年 3 月 22 日 09:33:50)
http://list.jca.apc.org/public/aml/2005-March/000789.html
[AML 0800] 韓国法医学界も帝京大学鑑定に疑義
Ryuzaburo Noda nodarr.193 at do9.enjoy.ne.jp
2005年 3月 16日 (水) 16:23:01 JST
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横田めぐみさんの遺骨鑑定に関する韓国聯合ニュース(1月25日)
の記事を紹介します。
http://www.peacekorea.org/main/board/view.php?id=disarm&no=77
以下は、ある方による翻訳です。(私は韓国語はわかりません)
重複お許しください。 野田
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< 「日朝遺骨鑑定攻防」専門家見解>
(ソウル=連合ニュース1月25日) チョ・ケチャン記者
北朝鮮が拉致被害者横田めぐみさんに対する日本政府筋の遺骨鑑定結果を
条目ごとに反論に出て、両国の攻防が激化している。
北朝鮮は世界的水準の分析設備を取り揃えた日本の科学警察研究所が骨片
でDNAを検出するのに失敗したという点と、完全に燃焼された骨でDNAを鑑定
したという日本の帝京大学の分析結果に疑問を呈しながら捏造だと主張して
いる。
一方、日本のマスコミは「北朝鮮が自国の法医学の水準に照らして粉末に
なった骨は鑑定することができないと判断して遺骨を渡したが、世界最高で
ある日本の法医学に北朝鮮の高い鼻がへしおられたわけだ」と評価した。
▲完全に燃焼した骨でDNA鑑定は可能なのか=国内法医学専門家たちは、火葬
された遺骨も燃焼状態によってDNA分析結果が変わることがありうるという見
解を出している。
ただ北朝鮮の主張のように1200度という高温で骨が白く変わるほどに完全
に火葬された遺骨では事実上DNA感情は不可能だという見解を出している。
通常、死体は密閉された火葬炉で1000度を下らない高温で焼却されるた
め、骨髄は無論、骨髓を取り囲んでいる骨組職まで熱による破壊は避けられ
ないからだ。
国立科学捜査研究所遺伝子研究室のパク・ギウォン室長は25日「遺骨の状
態がよくわかる骨片の写真と鑑定書を見なくては鑑定結果についてどうこう
判断することはできない」としつつ、「最近分析技術が向上していると言え
ど、骨が白くなるほどに燃えてしまった遺骨でDNA分析は不可能だ」と話し
た。
イ・スンファン最高検察庁遺伝子分析室長もやっぱり「高温で完全に白骨
化した骨でDNAを抽出・分析に成功したという論文はいまだに見られなかっ
た」と言い、「大邱地下鉄の惨事でも完全に燃えてしまった犠牲者たちの骨
でDNA鑑定をするには失敗した」と話した。
ソウル大学の法医学室、イ・ジョンビン教授は「火葬で粉末になった遺骨に
対するDNA鑑定を試みたが、すべて失敗した」と述べ、「ただし、至尊派事件
[訳注:1993〜4年韓国での連続猟奇殺人事件]で密閉された焼却炉ではない
ところで焼却された死体の骨であまり燃えていない部分を選んでDNAを抽出し
身元確認に成功した事例はあった」と紹介した。
▲ミトコンドリアDNA分析=日本の帝京大学で試みたミトコンドリアDNA分析法
は核DNAを抽出しにくい完全に火葬された骨片で主に試みられる方法として知
られている。細胞にエネルギーを供給する物質であるATPを生産するミトコン
ドリアDNAは、母系を通じて遺伝されることにより、核DNAのように細胞核内
部に存在するのではなく、細胞質の中に数百〜数千個が分布されている。
骨髓細胞の中に存在する核DNAはかなりの高温ではすべて燃えてしまうが、
硬い骨組職の保護を受けているミトコンドリアDNAは数が多いため、残存する
確率が高い。
このため日本の帝京大学は消失した可能性が大きい核DNAを探すよりは、骨
片で十分には燃えていない部分を探し、ミトコンドリアDNAを抽出する方法を
使って遺骨を鑑定したと推定される。
▲外部物質による汚染可能性=ミトコンドリアDNA分析はとても繊細な実験に
よる分析過程で外部物質による汚染が発生しうる可能性もまったく排除する
ことができないと専門家たちは指摘している。
北朝鮮もまた「1200度の高温で燃焼された遺骨でDNAを分離するほど精密な
鑑定だったのなら、その遺骨を直接手で扱った人々のDNAも検出されなければ
ならないが、出なかった」と分析結果に疑問を呈した。
パク・ギウォン国立科学捜査研究所遺伝子研究室長は「ミトコンドリアDNA
分析をする所は多くないうえに、なにしろ精密な実験だから、同一のサンプ
ルを持ってしても方法によって結果が変わることがある」と述べた。
イ・ジョンビン教授は「骨片の状態がとても悪い時は、極少量の残存DNAを
抽出しなければならない実験過程で、汚染が発生する可能性をまったく排除
することができないし、これによって結果が変わりうる」と指摘した。
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翻訳、ここまで。