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(回答先: “米国の利益第一に” 世界から批判の声相次ぐ [しんぶん赤旗] 投稿者 white 日時 2005 年 3 月 18 日 11:40:07)
世界銀行が今までいかに世界を貧困にしてきたのかを書かない「しんぶん赤旗」
【これは、決してこの「しんぶん赤旗」の記事をご紹介していただいたwhiteさんに対するものではなく、この記事の内容自体に関することです。whiteさんには多くのアラブ情報を与えていただき、いつも感謝しております。】
ブッシュがウルフォウィッツを世界銀行総裁の候補にノミネートしたことに世界中から疑問と反発が起きていることを取り上げるのは良いのですが、今までIMFと世界銀行が米欧巨大資本の道具として中南米やアフリカ諸国をどれほど激しい貧困に追いやり、政変を演出して気に入らない指導者を放り出す米欧ユダヤ支配層にどれほど尽くしてきたのか、を1行たりとも書かないのは犯罪的です。(いや、「的」抜きの犯罪そのもの。)単に各国の「識者」の言葉を並べる程度なら他の大本営発表的新聞でもできる話です。
今さらこの共産党の機関紙に何の期待もしませんが、それにしてもこれはひどい! 何だか、ウルフォウィッツの指名があるまでに世界銀行が「貧困との戦い」を進めてきたかのような幻覚を読む者に与えようとでもしているかのようです。これでは朝日新聞以下だ。
今回のウルフォウィッツ指名の意味は、今まではネオ・リベラル経済を貧しい国に押し付けて各国の主権と尊厳を奪い取りますます貧困と惨めさの中に突っ込んできた世界銀行が、今度はそれに加えて中南米やアフリカ諸国を「対テロ世界戦争=世界民主主義化戦争=米欧ユダヤ支配勢力による世界全面支配戦争」に強引に巻き込んでいこう、とする策謀にほかなりません。
まあそこまで書かなくても、せめて今までIMFと世界銀行が果たしてきた途上国破壊=奴隷化の実態を、ほんの2〜3行でもいいから書くべきでしょう。日本共産党がこれを知らないはずが無い。知らないとは絶対に言わせない。知っていてなおかつこのような記事を作るというのだから「一体誰の手先になっているんだ!」と言いたくなる。(言うまでもないか。)