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(回答先: 枯れ葉剤訴訟、米地裁がベトナム人被害者の訴え棄却 (読売新聞) 投稿者 彗星 日時 2005 年 3 月 13 日 11:52:10)
枯葉剤がいまだに猛威を振るう
1961年から71年の間、米軍は10万トン以上の毒性化学物質を散布し、この戦争をかつてない最大の化学戦争にしたと、枯葉剤(agent orange)犠牲者のベトナム人協会の副議長、Tran Xuan Thu 氏は語る。
環境問題専門家のVo Quy (ベトナム国立大学)によれば、全部で8000万リットルの除草剤、主に agent orange が、南ベトナムの面積の四分の一に散布された。2100万人から4800万人がこの物質に汚染したと Tran 氏は強調し、兼用されたダイオキシンの量は600キログラムに達するかもしれないと話した。
共産主義勢力の隠れ蓑に使われた熱帯の森林を滅ぼすというのが目的だったが、この枯葉剤はいまだに汚染し続けていると、「フランス・ベトナム友好協会」が主催したシンポジウムで彼は語った。もっとも危険な汚染物質のひとつであるダイオキシンは、地中2.5メートルの深さまで浸透し、20年以上にわたって効き目を保つと、Tran 氏は確言した。
ガン、免疫不全、先天性奇形、流産、神経組織への影響などが、ダイオキシンの汚染の結果として挙げられている。ところがベトナムの研究者たちは、国際的な科学雑誌の中にこの問題に関する資料がないことに悩んでいる。
(AFP)
http://www.lesoir.be/rubriques/sens/page_5328_310631.shtml