現在地 HOME > 戦争68 > 234.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 首都圏を抑える米軍司令部機能 小泉は米にペコペコ、国民は弾圧 (SENKI) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 3 月 09 日 16:02:01)
米軍再編、キャンプ座間に小規模・即応態勢の新司令部
【ワシントン=伊藤俊行】米国防総省は、在日米軍再編でキャンプ座間(神奈川県)への移転を検討している陸軍司令部について、従来の軍団司令部よりも多様で柔軟な機能を持つ新司令部UEX(unit of employment X)とする方針を固めた。
米政府筋が8日、明らかにした。新司令部は、当初の移転の対象だった数百人規模の陸軍第1軍団司令部(ワシントン州)よりも小規模になる可能性が高い。一方で、必要に応じて陸軍以外の軍も指揮し、より広範な地域への即応態勢を高める見通しだ。
UEXは、より小規模で機動的な軍を目指す陸軍改革に伴い、軍団や師団の司令部を衣替えするもの。軍団(2万〜4万人規模)や師団(1万〜1万5千人規模)も2010年までに、旅団(3千〜5千人規模)程度の部隊に再編される。
従来の軍団司令部は、陸軍だけを指揮しているが、UEXは、大隊規模で戦う小規模な陸上戦から、海軍、空軍、海兵隊との共同作戦に至るまで、幅広い局面で司令部機能を果たす。歩兵大隊、ストライカー戦車大隊など最大6個の戦略大隊を指揮できる。
UEXは司令部だけで、戦闘部隊を伴わない。このため、米太平洋軍は、「キャンプ座間に司令部が移転しても、新たな住宅建設は行わない」と日本側に非公式に伝えている。
約4万人態勢の陸軍第1軍団は太平洋軍に所属し、アジア太平洋地域の紛争時に緊急展開するため、予備役の比重が大きい。日本への配置を目指すUEXは、中東から北東アジアにかけての「不安定の弧」など、より広範な地域の紛争に対応する可能性も指摘されている。
米側は、日米安保条約の極東条項との関係は問題ないとしている。
これに関連し、ウィリアム・ファロン米太平洋軍司令官は8日の上院軍事委員会に提出した証言文書で、在日米軍再編の焦点について「沖縄での米軍のあり方を適正にすることと、海軍と海兵隊の(一部基地の)統合、改革された陸軍司令部の設置の検討だ」と説明した。
◆在日米軍再編=キャンプ座間への陸軍司令部移転のほか、〈1〉横田基地(東京都)の第5空軍司令部とグアムの第13空軍司令部の機能統合〈2〉厚木基地(神奈川県)の空母艦載機の岩国基地(山口県)への移転〈3〉普天間飛行場の移転を含む在沖縄海兵隊の見直し――などについて、今後、数か月で結論を出す予定だ。
(読売新聞) - 3月9日15時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050309-00000005-yom-pol