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追記 イタリア紙速報版より
http://www.asyura2.com/0502/war68/msg/123.html
投稿者 kamenoko 日時 2005 年 3 月 07 日 05:00:59: pabqsWuV.mDlg

(回答先: 頭部に1発だけ (レプッブリカ紙) 投稿者 kamenoko 日時 2005 年 3 月 07 日 03:48:25)

イタリア2紙サイトの速報版から抜粋・転載します。

・・・・

コリエレ・デラ・セーラ紙より

開放交渉に、少なくとも2度の干渉

ニコラ・カリパリは、’2人のシモーナ’(バグダッドで誘拐されたイタリア人
人道活動家)の開放作戦にも重要な役割を果たした。

ジュリアーナさんの事件では、まずアブダビに飛び協力者ネットワーク構築開始。
キーパーソンはクバイシ師。2度に分けて支払われたとされる身代金交渉も開始。

2月13日、ジュリアーナさん生存が確認できる最初の証拠(イタリア軍撤退を訴える
映像)が届く。詳査後、撤退要求は表面的なものに過ぎず、真の狙いは経済的な
ものであると判断。

2度目の証拠、ジュリアーナさん手書きの手紙(本人の住所・電話番号も含む)
と腕時計が届く。筆跡確認後、政府の前面バックアップの元に作戦開始。
 推定 6〜8百万ユーロの身代金。
    経済援助増加
    治療を必要とするイラク人たちのイタリア移送・受け入れ

2月25日 決定的なものになるとみられていた仲介者との接触が予定されて
いたが、同日の朝イラクテレビが「ジュリアーナさん開放間近」と伝えて
しまったために会合は反故にされた。テレビのディレクターは、「情報はローマ
からもたらされた」と証言し、政府内混乱。

同夜、イラク人道貢献で金メダルを受賞した赤十字ディレクター マウリッツィオ・
シェッリ氏、受賞スピーチで「愛する人に生きて再び会えないかもしれないリスクを
背負ってイラクで活動している多くのボランティアに感謝する」と延べ、2人の
シモーネの開放と、人質にとられて殺害されたエンゾ・バルドーニさんの遺体捜索に
尽力しているナバル・イスマール氏(イラク人医師)の名を挙げる。

翌朝、イスマール氏のイタリアの携帯電話に、録音されたジュリアーナさんの
メッセージが入る。ところがこの情報はイタリア情報局には伝えられず、事件の
政府責任者ジャンニ・リオッタ氏が国外にいるエージェントだけに伝えたため
政府内に混乱が走る。(国外にいた)ニコラ・カリパリさん、「開放交渉を
木っ端微塵に粉砕するリスクもある状況だ」と憂慮を表明。
イタリア政府、人質解放後まで政府内の政党戦に休戦協定を結ぶ。

赤十字シェッリ氏が政府への情報提供最前線に立ち、開放交渉が2つの道に
分かれたことが明白となる。
ナワル医師へのメッセージは一度だけ。一方Sismi情報局は、誘拐犯人はもはや
人質拘束を重荷と感じており、開放間近との感触を得る。
カリパリからローマへの最後の電話は、「我々はやってのける。彼女を家に
連れて帰る」だった。

・・・・

レプッブリカ紙より

伊米のコミュニケーションが欠けていたのか?

ピエル・スコラーリ(ジュリアーナさんの友人。ニコラ・カリパリと頻繁に電話で
連絡をとっていた)「車の通過は、イタリア側もアメリカ側も知っていた」

イラク政府に近い情報筋
「イラクもアメリカもジャーナリストの開放作戦を知らされていなかった。
 イタリアは、テロリストとの交渉が我々に邪魔されることを怖れていた。
 空港までの行程すら知らせなかったのは、人質が拘束期間の詳細をイラク当局
 に審問されることを避けたかったからだろう」

・・・・・

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