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(回答先: 02/28 06:50 野党、対決姿勢強める キルギス議会選、開票開始 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 3 月 02 日 20:18:50)
02/28 18:16 ファミリー支配に反発 国民生活向上せず
【ビシケク28日共同】市民の街頭行動で政権交代が実現した旧
ソ連のグルジア、ウクライナの「無血革命」再現を目指す動きが、
中央アジアのキルギスにまで及んだ。背景には「ファミリー」と呼
ばれるアカエフ大統領の親族らが政治と経済を支配する強権的体制
が十四年以上続く一方、国民生活が一向に向上していない現状があ
る。
議会選の投票所になった首都ビシケクの学校や公共施設には、壁
に飾られた大統領の肖像画が目につく。選挙には大統領の長女で与
党「進めキルギス」の実質的指導者とされるベルメト氏や同国五輪
委員会会長の長男アイダル氏ら親族が何人も立候補。いずれも当選
の可能性が高い。
ベルメト氏と同じ選挙区への立候補を選管から拒否された野党「
祖国」党首のオトゥンバエワ元外相は「新しい議会は大統領の親族
集会になる」と批判する。
ベルメト氏の夫トイゴンバエフ氏は「キルギス経済を牛耳ってい
る」とされる実業家。マイラム大統領夫人もビシケクの高級ホテル
経営などにかかわっている。
同国経済はソ連時代以来の牧畜に依存した農業主体の構造から脱
却できず、平均賃金は月約三十ドル(約三千百円)。旧ソ連最貧国
の一つだ。
隣国カザフスタンでもナザルバエフ大統領が強権支配を強めてい
るが、好調な経済が国民の不満を吸収している。キルギスでは職が
ないため、多くの国民がロシアやドイツに出稼ぎに出ざるを得ない
。国民の不満を抑えるため大統領は警察力を動員した力の支配を強
化、不満が拡大するという悪循環に陥っている。
20050228 1816
[2005-02-28-18:16]