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(回答先: 3/1 再びアラブ諸国との関係作りを始めたイスラエル (畑中美樹) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 3 月 02 日 07:21:56)
■最近の中東情勢から■
http://www.idcj.or.jp/1DS/11ee_josei050301_5.htm
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■パレスチナ評議会の反対で大幅となった内閣改造
(2005年3月1日掲載)
パレスチナ自治政府のアフマド・クレイ首相が2005年2月24日に再度提出した閣僚名簿は、西岸のラマラで開催されたパレスチナ評議会(国会に相当)において賛成54票、反対12票、棄権4票の賛成多数で承認された。総議席数が84であるので、承認されるには43票が必要であった。承認された24閣僚のうちの17人が新任で、しかも11人が博士号の持ち主で、3人がエンジニアという実務型内閣となった。また閣僚には2人の女性も含まれている。
新内閣に残留したパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの主要幹部は、副首相兼情報相のシャース前外相のみ。評議会の3分の2を占めるファタハ系議員の間では以前から、故アラファト前議長を頂点とする旧世代派の腐敗体質などへの批判が渦巻いていたが、前議長の死去を境にこうした不満が旧世代派の代表格であるクレイ首相に向け噴出した。
ファタハ系議員らが政府改革を急ぐ理由の一つは、7月に迫った評議会議員選挙にある。最大のライバルで、評議会選への初参加が見込まれているイスラム原理主義組織「ハマス」が地方選で躍進するなか、ファタハ内には旧世代中心の政治形態では評議会選で敗退する恐れがある、との危機感が高まっている。
一方、過激派対策で実績のあるユーセフ元警察長官が治安機関を統括する内相に、若手世代の代表格の一人と目されているダハラン元治安担当国務相が民政相にそれぞれ就任した。両氏は共にアッバス議長の側近で、武装勢力によるイスラエル攻撃の阻止や、民政分野におけるイスラエルとの交渉などにあたる。
クレイ首相、内閣承認を再延期−−主流派の支持得られず
パレスチナ自治政府のクレイ首相は23日、パレスチナ評議会(国会に相当)での新内閣の承認投票を再び延期した。閣僚人事を巡り先の評議会で批判を浴びた首相は、組閣の見直し作業を行ってきたが、評議会の過半数を占めるパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ系議員らから十分な支持が得られなかった。首相に対する風当たりは強く、若手を中心に辞任を求める声も上がっている。
クレイ首相は21日、24閣僚のうち入閣経験のない新顔がわずか4人という組閣案を評議会に提出、旧態依然とした顔ぶれに政府改革を求める議員らから厳しい批判を浴びた。このため、首相は新内閣の承認投票を延期し、組閣リストの見直し作業を続けてきた。
新組閣案の詳細は不明だが、自治政府筋によると24閣僚の約半数を閣僚未経験者と入れ替えた。この中には、評議会議員以外の官僚も多数含まれていた模様。全面的な閣僚の入れ替えを求めるアッバス議長と、今年7月の評議会選挙までの暫定内閣として最小限の入れ替えを求めるクレイ首相の間で、意見の相違があったと伝えられている。
パレスチナ評議会、改革派中心の新内閣を承認
パレスチナ評議会(国会)は、自治政府のクレイ首相が提出した新内閣を承認した。クレイ首相は、故アラファト議長派の閣僚の多くを留任させようとしていたが、評議員の要求に応じ、おおむね改革派のメンバーに入れ替えた。
http://www.idcj.or.jp/1DS/11ee_josei050301_5.htm