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(回答先: 傀儡独裁者の末路:むしりとられてゴミのように捨てられるピノチェット(エル・ムンドより) 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 2 月 27 日 04:55:09)
死者になっても鞭打たれるフランコ:ガルソンの爆弾要求(IBLNEWSより)
2005年2月26日付のスペイン語電網ニュースIBLNEWSは、現在の異端審問間バルタサル・ガルソンが、1998年のピノチェット起訴に続き、またしても爆弾発言をしています。
簡単な内容だけをお知らせします。
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http://iblnews.com/txt/noticia.php?id=124975
2005年2月26日 IBLNEWS
『ガルソンはフランコ主義の犯罪調査のために「真相委員会」設置を要求』
ラテンアメリカの軍事政権やアル・カイダへの告発で世界的に有名なバルタサル・ガルソン判事は、過去のスペインの独裁政権にもその目を向けた。
ロイター通信とのインタビューの中で、ガルソンは1939〜1975年のフランコ独裁政権時に行われた人類に対する罪を調査する「真相委員会」設置を要求した。同時に法律がイスラム過激派への監視をしなければならないことを語った。
ガルソンはフランコ独裁時代の犯罪の告発はスペイン国内だけでなく国外でも自由であると語った。しかし実際にはその罪はほとんどが時効になっている。フランコ時代の犯罪を調査し続けているグループは真相究明のための委員会設置の提案を賞賛している。
【抄訳終わり】
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それにしても奇妙な動きです。バルタサル・ガルソン判事は、かつては極右テロリストGALがゴンサレス政権によって組織されたことを明らかにして社労党政権をつぶし、ロンドンに入院中のピノチェットを告訴してキッシンジャーの証人喚問まで要求し、一方で9・11に関連してスペイン国内のイスラミストを根こそぎ逮捕し今も「アル・カイダ系統のイスラム・テロリスト」追及の急先鋒、そして今度はフランコ政権時の罪を暴こう、というわけです。これが、どうやら米国が後ろで糸を引いている南米での旧軍事独裁政権告発の動きと一致しており、どうにも気になります。
もちろん独裁政権時の犯罪を明らかにすること自体に問題は無いのですが、いま現在という時点で、しかも米欧支配層が自ら進んで、というように見える、冷戦時の体制の「大掃除」です。「役に立たなくなったゴミは掃き出せ。」ということのようですが、世界改造に向けて「小悪魔」を犠牲にして人の関心をそちらに向けさせて、「大悪魔」のさらなる悪事を覆い隠そう、としているかのようです。
それにしても、もし本当に「独裁時代の罪を暴く真相究明委員会」などというものが設置されるなら、困るヤツがゾロゾロ出てくるのじゃないかな。フランコ政権幹部の生き残りで今もなおガリシア州知事をやっているマニエル・フラガなど、ピノチェットと同じくらいの老齢だが、いやな死に方をするのかな。ただオプス・デイに手をつけることはいくらガルソンでもできるとは思いませんが。
どうなることか、事態を見守っていきたいと思います。