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2月23日 05年36号 ◆ 選挙後のイラク ◆ 人相が悪すぎる ◆ 国家権力につぶされるホリエモン ◆ イスラエルよりもパレスチナの味方をしたくなる ◆ ゆるい国会職員 ◆ 自衛隊を守る豪州の軍隊 ◆ その男凶暴につき
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◆ 選挙後のイラク
◆ 人相が悪すぎる
◆ 国家権力につぶされるホリエモン
◆ イスラエルよりもパレスチナの味方をしたくなる
◆ ゆるい国会職員
◆ 自衛隊を守る豪州の軍隊
◆ その男凶暴につき
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今日からしばし日本を離れる事になるので28日までメディア裏読みは休ませていただく。日本は物凄い勢いで悪い方向へ転落しつつあるような気がするので、この次にメディアの裏読みを書くときは、何がテーマになるか予想もつかない。しかし日本のメディアからしばし遠ざかるのもいい事かもしれない。ここ数日間でメディア裏読みに書くつもりで機会を逸したテーマについてまとめてショート裏読みを書かせていただく。28日以降にまたお会いしましょう。
◇◆ 選挙後のイラク ◆◇
どういう移行政府ができるのかあやしい。21日の日経夕刊に、アラウィ首相続投断念という記事がでていた。自ら率いた政党連合の得票が14%と伸び悩みクルドの政党にまで負けてしまったため続投を断念したらしい。首相になれなければ厳重な警護が解かれる。「米国の協力者」として何度も暗殺未遂を経験したアラウィ首相にとって、ただの移行政府の一員だと恐怖過ぎると率直に述べたという。ところがレバノンからのニュースだと欧州訪問のブッシュ大統領がアラウィの続投を表明して欧州の了解を取り付けようとしているらしい。アラウィもそれではとまた色気を出し始めたようだ。何のための選挙か。米国はどこまでもイラクを自分のものにしたいらしい。
◇◆ 人相が悪すぎる ◆◇
日米安保協議の後の共同記者会見の写真を新聞で見るにつけ、ライス国務長官とラムズフェルド国防長官の人相の悪さに不快感を覚える。それに比べ町村大臣、大野長官ののんきな顔よ。これではどうみても米国の無理な要求を押し付けられるのはやむを得まい。あらゆる公開情報を総合的に勘案すれば、米国は日本をバラバラにしつつあるようだ。どうかんがえても平和国家日本を軍事国家に変えようとしている米国のあらたな安保政策を、その真意もわからない日本の閣僚が、人相の悪い彼らに睨まれて震え上がったわけでもないだろうが、ゆるぎない日米同盟が出来たと追従している構図だ。それを耐え切れない思いで見つめる心ある国民との分裂が、これから徐々に深刻になっていくであろう。初めは抽象的な宣言でスタートし、次第に米国の具体的な米軍再編の要求が露骨に提示されていく。国論がますます分裂していく。米国という国は邪悪な国だと思う。しかしその米国をここまで増長させたのは歴代の政府と官僚なのだ。彼らはこれからますます国民を苦しめることになる。ここまで米国の要求に従ってきたのであるからもうどうにも断ることは出来ないのだ。その責任は重い。
◇◆ 国家権力につぶされるホリエモン ◆◇
ホリエモンは愚かだ。彼は国家権力を見くびっていた。フジの日枝会長はただの年寄りだ。時代遅れの頭でとてもこれからの時代について行けない。多くの日本の経営者がそうだ。しかし彼らは政府に泣きつくことができる。とくにフジ・サンケイグループは自民党保守派と友達だ。財界総理を気取る経団連の奥田までがしゃしゃり出てきたではないか。政治家は官僚に命じる。総務省や法務省の役人は競って政治家の御用聞きに走る。法律を変えてまでライブドアのフジグループ買収を阻止する。それでもだめなら堀江の過去を洗って場合によっては逮捕するぞと脅かす事が出来る。いくら堀江がこれまで自分の力で成金になったとしても、そして今度のフジグループ乗っ取りを資金的に可能であるとしても、国家権力につぶされてはどうにもならない。起死回生の唯一の道は国民を味方につけることだ。それしかない。しかしあの物言いでは国民の支持を得られないのではないか。そこが彼の最大の問題だ。
しかし、それでも私は堀江を応援する。彼はこの国のどうしようもない政官財の支配体制に完全と挑んでいるからだ。あらゆる彼の欠陥をその一事で補って余りあると私は考える。
◇◆ イスラエルよりもパレスチナの味方をしたくなる ◆◇
22日付朝日新聞夕刊の「ぴーぷる」という小さな囲み記事に、「国境なき医師団日本」の内科医鉄谷耕平さん(29)の言葉が載っていた。「負傷したイスラエル兵とパレスチナ住民が倒れていた時、平等に診られるだろうか・・・」
理念ではなく体験的に、私はこの言葉に共感できるのだ。昼間も夜もイスラエル軍ヘリによる攻撃がある。検問所では(イスラエル兵は)救急車を止め、患者や付き添いの荷物を路上にひっくり返して調べた。紛争の現実を目の前にして、思いは「被害者」側に傾いた。「医者は人種や宗教を超えて中立を貫く。当たり前のことに自信が持てなくなった」ここまで若い善意の医者をして悩ませるイスラエル、少しは自らのしていることを考えたらどうか。
◇◆ ゆるい国会職員 ◆◇
こういうおもしろい見出しの記事が22日付の産経新聞に載っていた。「構造改革」の聖域に一つに国会職員の待遇があるという記事だ。ただでさえ問題視されている国家公務員の待遇の、更にその上前をはねるほどの優遇が国会職員には与えられているという記事だ。給与も身分保障も仕事のなさも。その理由の一つとして国会職員に対する国民の関心がないことがあげられる。そりゃそうだろう。国会そのものが国民にとって無意味な存在になりつつある。その国会を運営する職員なんてもっと不必要なのだ。その国会議員が公務員の中でもっとも優遇されているという。壮大なパラドックスだ。
◇◆ 自衛隊を守る豪州の軍隊 ◆◇
22日夕のNHKニュースはサマワの自衛隊を豪州の軍隊が守ることになったと大喜びで伝えていた。22日の夕刊各紙もこれを大きく報道している。小泉首相は「ありがたいことだ」と話している。ハワード豪首相が話していた。小泉とブレアに頼まれたからだと。愚かな豪州国民よ。英国は今でも豪州を下に見ているようだ。豪州はそれに甘んじているようだ。確か第二次世界大戦の時であったかと思う。トルコのガリポリというところで英・豪軍がトルコ軍と戦った。英国は将校を送り込み豪州軍を前線に立てる。真っ先に死ぬのは豪州兵だ。こんども英国は自国軍だけで日本軍を守ることは英国民のプライドが許さないということなのだろう。それにしても豪州という国は哀れな国である。かつて白豪主義の塊であった豪州人はこんな役回りを文句の一つも言わずに受け入れているのであろうか。問題は日本の小泉首相である。自衛隊である。いくらなんでも恥ずかしくないのか。そんなことならはじめから自衛隊など出すな。きっと米・英・豪のアングロサクソン連合は蔭で囁きあっていることであろう。「日本人はどうしようもない奴らだ。しかし一応奴らを立てておいてやろう」と。
◇◆ その男凶暴につき ◆◇
小泉首相が22日の閣僚懇談会で怒鳴ったらしい。22日の朝日新聞夕刊に小泉首相「何事だ」という見出しの記事が出ていた。私も朝のテレビで見ていたが、事故を起こした男性が警察官に襲い掛かりパトカーを強奪しようとした時、警官は一瞬逃げたのだ。そのことを小泉首相は「警官は取り押さえる為にいるのに何事か。どういう訓練をしているのだ」と怒鳴ったらしい。小泉という男は国会答弁を見ていても分かるように、すぐにぶち切れる男のようだ。別れた妻にも暴力を振るっていたという噂まで流れている。大臣でも官僚でも自分の言う事に反対するとすぐにクビをきるぞというらしい。要するに自己中心的な男なのか。こんなつまらない人間に首相を5年もされてはたまらない。私は本気でそう思っている。
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