(回答先: 中国紙、日本を一斉批判 台湾問題　共同 投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 2 月 21 日 20:59:03)

02/21 19:50 戦略目標で中国に説明へ 「内政干渉の意図ない」

　政府は、先の日米安全保障協議委員会（２プラス２）で合意した
日米の「共通戦略目標」に台湾海峡問題を盛り込んだことに中国が
反発しているため、三月以降に順次予定している中国との外務省局
長、事務次官、外相の各レベルの協議で「内政問題に干渉するつも
りはない」などと説明し、理解を求める方針だ。
　小泉純一郎首相は二十一日、これに関連し「平和的解決（を求め
る日本の姿勢）は今までと一貫している。もともと変わってない日
本の主張は一貫している。中台問題は平和的解決を目指すというこ
とで、今までの方針と変わりない」と強調。政府筋も「今までと変
わりはなく、ちゃんと説明すれば日本が何を意図しているのか理解
してもらえるはずだ」と、ハイレベル協議に期待を示した。
　外務省筋によると、２プラス２終了後、中韓両国政府に対して大
使館を通じて実務的な説明を行った。これに対して、中国側は「中
国の主権に触れている。断固反対する」との外務省報道局長談話を
発表、強い不満を表明した。
　中国の反応に関して、谷内正太郎外務事務次官は二十一日午後の
記者会見で「日米の考えは理解したということだろうが、『その通
り』ということではないと思う」と溝の深さを認める一方、特別な
対応をとる考えは示さなかった。
　対米配慮に加え、最近の中国の動向に批判的な国内世論にも配慮
したとみられ、中国への説明を既に予定されている協議を利用する
ことにしたのも同じ判断だ。一方、日中関係が首相の靖国神社参拝
や東シナ海ガス田開発などでぎくしゃくしている時期だけに、新た
な火種を抱えたくないのも本音で、今後の展開によっては速やかな
対応を求められる場面もありそうだ。
20050221 2019
[2005-02-21-19:50]
共同

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