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アブ・グライブの囚人、CIAによる手首からつるされての尋問中に死亡(エル・ムンド)
2005年2月18日付エル・ムンド紙(電子版)の記事です。主要部分のみの抄訳といたします。
(写真:アル・ジャマディ氏の遺体を見ながら笑う米兵)
http://colt.cache.el-mundo.net/elmundo/imagenes/2005/02/18/1108683501_0.jpg
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【抄訳開始】
http://www.elmundo.es/elmundo/2005/02/18/internacional/1108683501.html
2005年2月18日付エル・ムンド紙
『アブ・グライブの囚人、CIAによる手首からつるされての尋問中に死亡』
サン・ディエゴ(米国) : アブ・グライブ基地で一人のイラク人の死体とその側で笑う米兵の姿が写真に取られていた。このイラク人はCIAによる手首からつるされて【原文:estaba suspendido por sus muñecas:訳者】の尋問を受けている間に死亡した。関連の文書を確認したThe Associated Pressによると、同時に彼らは彼の後ろ手に手錠をかけていた【原文:habían sido esposadas a su espalda:後ろ手に手錠をかけられたままその手首をつるしていた、という意味:訳者】という。
囚人マナデル・アル・ジャマディの死は、昨年アブ・グライブの囚人虐待のスキャンダルが公表された際に明らかになった。米軍兵士たちはその時に、彼が殺人罪を宣告されていた、と語った。しかしこの出来事の正確な状況は現在に至るまで公表されなかった。
AP通信が確認した文書によると、この囚人は「パレスチナの絞首台【原文:'horca palestina':訳者】」として知られている姿勢で死んでいる。この姿勢は、人権グループは拷問であると表現しているが、CIAによる尋問でその使用がジョージ・W.ブッシュ政権によって承認されたかどうかを断定することはできない。
【中略】
この軍事刑務所の護衛が証言した資料によると、アル・ジャマディはこの刑務所のシャワー室で30分間の尋問の最中に、尋問官が何かの情報を引き出す以前に死亡した。この証言は軍の捜査官とCIAの総合調査官の前で作成されたものである。
軍の護衛であるジェフェリィ・フロスト軍曹は、この囚人の腕は、今までに彼が見たことが無いほどに後ろ側にまっすぐに伸ばされており、彼の方の関節から「外に出ることが無いように」して吊るされていた、とその聞き取り調査の要約の中で述べた。
【抄訳終わり】
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恐らく耐え難い痛みのためのショック死でしょう。この拷問方法が「パレスチナの絞首台」として「知られている」からには、イスラエルがパレスチナ人に頻繁に使用する死亡率の高い拷問方法であること、CIAがその手法を取り入れている(モサドがアブ・グライブに出入りしていたことはすでに明白)ことが明らかになります。
ご覧の写真に写っている米兵たちだけがトカゲの尻尾きりでアブ・グライブでの拷問・虐待の罪に問われたことは言うまでもありません。悪魔が悪魔を罰することはありえません。罰せられるのは悪魔にこき使われる野獣です。