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(回答先: 科学誌「Nature」が横田めぐみさん「ニセ遺骨」に関する記事−火葬された遺骨は誘拐された少女の運命を証明できない? 投稿者 iraq_peace_maker 日時 2005 年 2 月 11 日 14:43:02)
自分はPCR法を直接利用したことはないのですが、大学の遺伝研で聞きかじった限りをもとに考えると「鑑定が絶対ではない」との研究社の意見は当然と思えます。
今回用いられたという「ネステッドPCR」については、僅かのDNAを2回増幅するので感度は高く、逆に混入による誤りの可能性も大きくなる、という位しか解らなかったのですが。
☆第1回戦没者遺骨のDNA鑑定に関する検討会技術部会議事要旨 http://www.mhlw.go.jp/shingi/0107/s0719-3.html
「1塩基の違いは別とする」とされつつ、「絶対ではない」ことも示されています。今回の差がどれ位かはデータが公表されず、確かめようがないのですが。
一般論として言える事は、「DNAは比較的熱に強いこと」「ある程度断片化しても鑑定は可能であること」「いかなる方法でも結果は絶対ではないこと」「同じサンプルを複数の機関で検査して一致しなければ結果の確実さは高いとは言えない」等の事。
何れにしろ、サンプルを使いきってしまった今、真実は確かめようが無い、というのが実態。
その中で事実上「開戦準備」というべき経済制裁を始めるのであれば、いつかの列車爆破で開戦に踏み切った時の二の舞になりかねない。
↓PCRについてはこちら。
★DNA分析試験・科学者でない人のための図解入り説明 http://www.independence.co.jp/police/hodogaya/tutorial/index2.html