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(回答先: 爆弾?弾頭?5個超?…北朝鮮の核兵器、実態はナゾ (読売新聞) 投稿者 彗星 日時 2005 年 2 月 11 日 06:11:26)
追いつめられたスターリン主義は、核兵器にすがる以外に帝国主義の攻撃からの防衛ができないと考える。スターリン主義とは世界革命の否定、一国社会主義路線だと理解されているが、この場合重要な点は、帝国主義のもとで労働者階級が侵略戦争を阻止する力を持っていることを信用しないということである。
日本やアメリカの労働者民衆が北朝鮮侵略戦争反対運動にたちあがるという展望を見いださないから、日本やアメリカの労働者階級を人質にする核戦略による抑止という発想が出てくる。北朝鮮スターリン主義の核戦略は日本やアメリカで北朝鮮への侵略戦争に反対している労働者民衆の闘いに敵対する反革命だ。労働者の国際主義への最大の裏切りは絶対に許されない。
同時にこのような北朝鮮の対応を引き出したのは他ならぬ帝国主義なのだということもはっきりさせておくべきだろう。アメリカ帝国主義は米軍の世界的再編(トランスフォーメーション)によって北朝鮮侵略戦争の具体的準備を進めている。日本帝国主義は日米軍事同盟をますます強化し、拉致カードを使って、執拗にアジアにおける発言権を拡大しようとしている。当面はイラク戦争に熱中している日米戦争同盟は、一定の時期とタイミングを計って、北朝鮮侵略戦争に突入する準備を進めているのである。
北朝鮮の核保有宣言はたとえ少数ではあってもねばり強く平和を訴える日米韓の反戦運動への裏切り・敵対であり、帝国主義の戦争政策に格好の口実を与えるものである。在日朝鮮人民を裏切るものである。絶対に許せない。金正日政権は北朝鮮人民の手によって打倒されるべきだ。
そして日本の平和勢力は、北朝鮮政権の裏切りを弾劾し、あくまでその根源にある自国の戦争政権とたたかうべきだと考える。その際もし日本の平和勢力が、日本の民衆の闘いに望みがないのだと考えるのなら、それは金正日に核宣言をさせたのと同じ思想=労働者階級への失望に陥っているのだということを、指摘しなくてはならない。
帝国主義の危機は戦争政策の加速だけでなく、自国の労働者をたたかわなくては生きていけないところにまでたたき落としはじめている。危機の進行は必ず労働者の決起を生み出す。それがマルクス主義、レーニン主義だと思います。