現在地 HOME > 戦争67 > 1079.html ★阿修羅♪ |
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ベルルスコーニ(以下ベル吉):
おいジョージ。お宅の兵隊はどうしてあんなにドジなの。ジュリアナのすべたはおいらに辛辣な批判ばっかりしやがるから一刻も早くこの世から消さないとオイラの立場がないんだよ。あのあばずれはね、ファルージャで相当の情報を掴んでるんだよ。分かってるかい?お宅だってヤバイんだよ。
ブッシュ(以下藪吉):
シルビオちゃんよ。だったらどうしてお宅の情報部員にちゃんと話しといて、暗殺ポイントの直前で途中下車させるとか、何か工夫できなかったの?
ベル吉:
奴にそんなこと漏らしたら後でばらされる恐れがあるじゃんかよ。何言ってるんだよ。イタリア人は自分でいうのも何だけど、口が軽いんで有名なんだから。機関銃10丁で一撃必殺だって聞いてたから、奴も運転手もみ〜んなまとめてあの日本人の外交官の時みたいにあの世に送って口封じって考えてたのに〜。
藪吉:
イタリア人はオメルタってのがあって口が堅いんじゃないのか?
ベル吉:
それはシシリアンマフィアの話だって。普通のイタリア人は違うの!それにしてもあのカリパリ(死亡したイタリア情報部員)の奴、イタリア人らしくもなく、職務のために自分の命を本気で投げ出すなんて、何てバカなんだ!あんな職務に忠実な奴がイタリア情報部にいたなんて我ながら信じられない。
藪吉:
とにかくオレもいきがかり上全面的調査を約束する、って公約せざるを得なかったんだよね。全く困っちまったよ。あの女肩撃たれただけで口がきけるから、全部真相をバラスだろうなあ。今のところチェックポイントで車を停車しなかったから撃った、っている言訳でごまかしてるけど、すぐウソだってバレちまうだろうなあ。ああ困った困った。
ベル吉:
悪いけどね。オレも立場っつうもんがあるから、アメリカ非難させてもらうかんね。
いいね。悪く思わないでよ。それにしても300発も撃って女一人殺せないなんて。全く大した軍隊だよ。お宅んところも。ゴッドファーザーでアル・パチーノが寝室に何百発もマシンガン撃ち込まれて、かすり傷負わない場面なんかあって、インチキだあって思ってたけど、ホントにこういうことがあるんだなあ。