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(回答先: Re: イタリア人人質が解放されてから米兵に撃たれ負傷(仏『フィガロ』より抜粋) 投稿者 さすれば 日時 2005 年 3 月 05 日 07:25:02)
米軍、解放の伊記者誤射
バグダッド
【カイロ=嶋田昭浩】イラクからの報道によると、反米武装勢力に拉致され、約一カ月ぶりに解放されたばかりのイタリア人女性記者ジュリアナ・スグレーナさん(56)の車が四日、バグダッドで駐留米軍に誤射された。スグレーナさんら三人が負傷、護衛のイタリア情報機関員一人が死亡した。イタリアのベルルスコーニ首相は「深刻な事件だ。だれかが責任を取らなければならない」と述べ、誤射を強い口調で非難。駐イタリア米大使を呼んで事情説明を求めた。
■情報機関員が死亡
イタリアは、ブッシュ米政権のイラク戦争を一貫して支持、各国の撤退が相次ぐ中で現在もイラクに約三千人の兵士を派遣している。だが国内では派遣反対の世論が強く、誤射を受けて撤退を求める声や抗議行動が強まるのは必至。両国関係に深刻な影響を与えるだけでなく、イタリアと米の両政権にとって大きな痛手となりそうだ。
AP通信などによると、誤射はバグダッド西部の米軍検問所で発生した。解放直後、帰国のためバグダッド国際空港に向かっていたスグレーナさんの車に米軍が発砲、同乗の情報機関員のうち、スグレーナさんを守ろうとしたニコラ・カリパリさん(51)が死亡、ほかの二人も負傷した。スグレーナさんも肩を負傷、米軍の病院に運ばれた。
米軍は誤射の原因について調査を開始。声明で「車は検問所に猛スピードで向かってきた。警告射撃などで制止を試みたが停止しなかったため、発砲した」と述べた。
スグレーナさんはイタリア紙マニフェストの記者。二月四日、バグダッドのイスラム教モスク(礼拝所)で取材を終えた後、武装勢力に拉致された。その後、イタリア軍を含む外国軍のイラク撤退と、自身の解放を訴えるビデオ映像が流された。今月四日に解放されたが、詳しい経緯は分かっていない。カリパリさんは武装勢力との間で解放交渉に当たっていた。
■米大統領が『遺憾の意』
【ワシントン=豊田洋一】マクレラン米大統領報道官によると、ブッシュ大統領は四日、イタリアのベルルスコーニ首相に電話し、イラクで米軍の誤射によりイタリアの情報機関員と女性記者が死傷したことに遺憾の意を表明、誤射について調査することを約束した。
同報道官は、これに先立ち「命が失われたことに哀悼の意を表する」と述べるとともに、「米国はイラクでの事故を調査するため、イタリア当局と緊密に調整している」ことを明らかにした。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20050305/eve_____kok_____000.shtml