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(回答先: 民族全滅の危機感がユダヤ教の起源 投稿者 たけ(tk) 日時 2005 年 1 月 30 日 23:11:15)
『タルムード入門1』(A.コーヘン、教文館)はタルムードのうちの耳ざわりのよい部分を集めた本です。
耳ざわりの悪い部分も多少紹介しています。たとえば
「異教徒の中で最善の者を殺してしまえ。蛇の中の最善のものの頭を砕け」(メヒルタ・ヴァイェヒ 1章89頁)
も紹介している。しかし、次のような文脈で紹介されている。
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(p.183)
このようなきつい表現のなかには、ひどく挑発されてやむなく口をついて出たものもある。この種のものの中でいつも槍玉に上がるのは
「異教徒の中で最善の者を殺してしまえ。蛇の中の最善のものの頭を砕け」(メヒルタ・ヴァイェヒ 1章89頁)である。しかし、ここで忘れてならないのは、このヒメルタの著者ラビ・シメオン・ベン・ヨハイはハドリヌス帝下の恐るべき迫害の時代に生き、敬愛するラビ・アキバがローマ人によって残忍な拷問にかけられるのを見、同胞の迫害者の手から逃れるために息子と穴倉生活13年を余儀なくされた人物であることである。・・これがタルムード倫理の典型であるかのように考えるのは妥当ではない。
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* しかし、これって、ナチスの迫害や「反ユダヤ主義」の迫害にあえば、「異教徒の中で最善の者を殺してしまえ。蛇の中の最善のものの頭を砕け」という発想が復活するということじゃないのかな?
阿修羅には、耳触りの悪い部分を集めた資料がありますので、両方をあわせて読むことをお勧めします。
http://www.asyura2.com/data003.htm ★阿修羅♪「タルムード」