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(回答先: Re: IGファルベンの帳簿 = WTCのがれきから都合よく発見された「テロリスト」のパスポートにそっくり 投稿者 外野 日時 2005 年 1 月 30 日 20:47:20)
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IGファルベンがアウシュヴィッツ収容所の隣に合成ゴム工場を建設して収容所のユダヤ人を無賃で使役していたというのはご存知ですか。また、監査というが、アウシュヴィッツ収容所の隣の工場に誰が来て監査をすると?
ヒットラーの命を受けてやっていることに、そういう介入が可能だった組織や人物がいたのですか?
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もちろん知っています。でもそれは虐殺に公式に荷担したというのとは全く違うでしょう。日本でも戦前強制連行された朝鮮人労働者の労働力をただ同然で使役していた当時の大企業は、新日鐵、神戸製鋼、川崎重工など枚挙にいとまがありません。日独とも全く同じようなことをやっていたのです。(でもこれも組織的な虐殺とは違いますね。)
大企業の会計担当者ほど保守的な(自己保身を大切にする)人々はなかなかいません。労働者階級はだまされても、IGファルベンの社員くらいの人々であれば、ナチス体制が永久不滅だなどというプロパガンダを間に受けていたとは考えにくい。自分たちが荷担している虐待にしても、後で状況が変われば自分に累が及ぶ可能性も考えたと見るほうが自然ではないでしょうか?帳簿というのは一義的に後で誰かが監査することを前提として作成されるものなのです。戦争が終わった後に追求の根拠になりかねない証拠を、ごていねいに分かりやすい記述で「帳簿」に残すようなことをするとは到底思えませんね。現に日本軍だって東南アジアで現地人の虐殺を行った際に高級将校ほど、保身を計っていた事実もあります。だから下級兵卒や軍属が犠牲となって処刑されたケースも枚挙にいとまがないのです。