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(回答先: アウシュビッツ:解放60周年式典、歴史の継承を強調 (毎日新聞) 投稿者 彗星 日時 2005 年 1 月 28 日 09:56:19)
01/27 18:05 黙とう拒否で論争再燃 独首相、極右党の解散要求
【オシフィエンチム(ポーランド南部)27日共同】アウシュビ
ッツ強制収容所解放六十周年を目前にした二十一日、ドイツ・ザク
セン州議会で、極右政党、ドイツ国家民主党(NPD)の十二人の
議員がナチスによる犠牲者を追悼する黙とうを拒否。一斉に議場を
後にしたことが論議を呼んでいる。
大量虐殺の「当事国」として国を挙げてこうべを垂れるべき時期
に起きたタイミングの悪い出来事にドイツ政府は当惑。昨年来の極
右伸長に危機感を抱くシュレーダー首相が、かつて不成功に終わっ
た「NPD禁止・解党」を再び追求する事態に発展している。
退場事件には伏線がある。NPDは黙とうに先立つ論議で、第二
次大戦末期に英米軍が実施したドレスデン空襲のドイツ人犠牲者を
追悼する黙とうを求める動議を提出したが、圧倒的多数で否決され
た。
NPD州議員団長のアプフェル氏はその際、ドレスデン空襲を「
爆弾によるホロコースト」「虐殺」と表現、演説は阻止され、NP
D以外の議員が抗議して退席した。
ドイツ・ユダヤ人中央評議会は「こうした事件や極右政党の支持
拡大こそが、ドイツ社会で反ユダヤ主義と人種差別が容認されてい
る証拠だ」と激しく非難。シュレーダー首相も「NPDは憲法を守
る意思がないことを示した」として、同党の違法化を目指す考えを
表明した。
昨年九月、旧東ドイツのザクセン、ブランデンブルク両州の議会
選で躍進した極右政党の党勢拡大の背景には、特に旧東ドイツ地域
で目立つ高失業率や社会保障削減政策への不満がある。
スマトラ沖地震への素早い対応で支持率を上げたシュレーダー首
相は、くすぶる不満を吸収して伸長する極右の動向が、ドイツの対
外イメージだけでなく、来年の総選挙にも影響を及ぼす「爆弾」に
なりかねないと危機感を強めている。
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[2005-01-27-18:05]