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北朝鮮の備忘録がどのようなものだったのか、ぼくはミネルバの梟さんの投稿
>朝鮮中央通信社備忘録(全文) 日本は反朝鮮謀略劇の責任から絶対に逃れられない [朝鮮新報 2005.1.27]
>http://www.asyura2.com/0502/war66/msg/1252.html
>投稿者 ミネルヴァの梟
を見るまで知りませんでした。読んでみて、日本側の経済制裁論の加速がいかにデタラメな情報に基づいているのかをよく理解することができました。
今日のニュースでは、日本側がこの備忘録への反論を北朝鮮に出すといわれていますが、この備忘録の内容はまったく紹介されていません。
日本のマスコミが、この備忘録をどのように伝えているのか?
産経と朝日の記事を見つけたので、マスコミによるこの問題の不公平な報道、北朝鮮の主張をちゃんと伝えない情報操作の証拠として、ここに記録しておきたいと思います。
■めぐみさん「遺骨」問題 「鑑定捏造」北が正式回答 経済制裁、準備加速へ(産経1/27)
北朝鮮は二十六日、北京の日本大使館を通じ、横田めぐみさんのものとして北朝鮮が提出した「遺骨」を偽物と見破った日本側の鑑定結果は捏造(ねつぞう)とする正式な回答を文書で伝達した。政府は、日本側の抗議を真っ向から否定する内容の回答を受けて、近く北朝鮮問題を協議する関係省庁の幹事会を開き、対応を協議する方針だが、国内からは経済制裁の発動を求める声が一段と強まるのは確実だ。
外務省首脳によると、北朝鮮が日本側に渡した正式な回答は、朝鮮中央通信が二十四日に発表した「備忘録」と題した文書で、北京の北朝鮮大使館に出向いた日本側担当者に「これが回答だ」と手渡した。文書は日本側の「遺骨」鑑定結果は「捏造」と指摘。日本に対し遺骨を原状のまま返還するよう求めている。
町村信孝外相は二十六日夜、回答文書について「誠実な対応がなければ厳しく対応するということは、北朝鮮に伝えてある」と述べ、経済制裁の発動も含めた対応を検討する考えを示した。
これまで政府は経済制裁について「拉致事件で誠実な対応がなければ、厳しい対応を取らざるを得ない」との表現にとどめてきたが、今後は経済制裁に直接言及することも含め北朝鮮への姿勢を強め、制裁発動に向けた準備を加速する方針だ。
政府・与党内で具体策として有力視されているのが、北朝鮮への送金や貿易の制限、北朝鮮籍の船舶の入港制限などで、段階的に実施しながら、北朝鮮の譲歩を引き出す考えだ。ただ、核開発問題を協議する六カ国協議の再開問題も絡んでおり、厳しい判断を迫られる可能性もある。
一方、自民党の「対北朝鮮経済制裁シミュレーションチーム」は二十六日、脱北者支援などを盛り込んだ北朝鮮人権法案(仮称)を二月下旬までに作成することを決めた。チームでは北朝鮮への「圧力カード第二弾」としたい考えだ。
◇
■「日本人を侮辱」、即時制裁求める 家族会、救う会声明
北朝鮮の正式回答を受け、拉致被害者の「家族会」と支援組織「救う会」は二十六日、「うそにうそを重ねたあげく、強弁で開き直ってきた」とする声明を発表し、政府に対し即時の経済制裁発動を求めた。
声明では北朝鮮の回答について「日朝平壌宣言に違反するだけでなく、日本と日本人を侮辱した」と批判。「拉致問題を解決するため、また日本の怒りを北朝鮮の最高権力者に伝えるために、直ちに制裁に踏み切ることを強く求める」と訴えている。(01/27)
http://www.sankei.co.jp/databox/n_korea/nkorea_32_1.htm
@北朝鮮側「鑑定結果はねつ造」 政府は再回答要求へ(朝日1/27)
北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの「遺骨」がDNA鑑定で別人と分かった問題で北朝鮮政府は26日、日本政府に文書で「遺骨の鑑定結果は捏造(ねつぞう)」と正式に回答した。政府は「誠実な対応とは、とても思えない」(町村外相)と反発し、北朝鮮側に再回答を求める方針。ただ、経済制裁を含む厳しい対応を求める世論はさらに高まりそうだ。
外務省によると、回答文書は24日に朝鮮中央通信を通じて発表された「備忘録」と同じ内容。北朝鮮政府が委任した人民保安省と法医学専門家の分析結果を掲載し、「科学警察研究所でDNA検出ができなかったのに帝京大学で得られた結果だけを絶対視している」「鑑定書に分析者名や立会人、分析機関の公印もない」などと列挙して「捏造」とした。さらに「遺骨の現状のままの返還」を求めるとともに、別人とした経緯について「真相究明と責任者の処罰」を要求している。
今回の回答について町村外相は26日夜、小泉首相に説明した。その後、外相は記者団に「北朝鮮の回答は誠実な対応をしたとは、とても思えない。誠実な対応がなければ厳しい対応をするということは伝えてある」と語った。
政府は昨秋の実務者協議で北朝鮮側から持ち帰った安否不明者10人に関する物証や証言を精査。12月8日に横田めぐみさんのものとされた遺骨が別人と判明した。政府は他の物証と合わせて精査結果を公表し、同月25日に北京の大使館を通じて北朝鮮側に伝達していたが、1カ月以上も正式な回答がない状態だった。 (01/27 00:25)
http://www.asahi.com/special/abductees/TKY200501260339.html