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01/16 02:20 陸自5万、特殊部隊も動員 南西諸島有事で対処方針 防衛庁策定
防衛庁が「島しょ防衛」について検討する部内協議で「南西諸島
有事」を想定、海上での侵攻阻止などの対処方針をまとめていたこ
とが十五日、防衛庁の内部資料で分かった。南西諸島有事に対する
防衛庁の方針が明らかになったのは初めて。
方針では本土から戦闘機、護衛艦の派遣のほか、侵攻への直接対
処要員九千人を含め五万五千人の陸自部隊、特殊部隊の動員を定め
ており、尖閣諸島の領有権で対立する中国への警戒感が背景にある
とみられる。
防衛庁幹部は「南西諸島は大半の島に自衛隊部隊がなく、防衛面
で空白地域が多い。中国は昨年十一月に領海侵犯するなど活動範囲
を広げており、動向に注目する必要がある」と話している。
この対処方針は昨年十一月に作成。尖閣諸島など沖縄本島より西
の島々への外国軍の侵攻時に本土部隊を派遣。/(1)/警戒監視
や情報収集/(2)/護衛艦や戦闘機による海上での阻止/(3)
/占拠された島の奪回―に当たるとしている。
海自の哨戒機や空自の空中警戒管制機は南西諸島上空で待機し、
情報収集する。また九州・中国地方から護衛艦や潜水艦、戦闘機を
派遣し二手に分かれて、島への上陸阻止や補給路の遮断活動などを
行う。
陸自は、九州への後方支援部隊や各地での警戒強化要員を含め計
五万五千人を動員。レンジャー資格を持つ隊員らで構成する西部方
面普通科連隊(長崎)や新設する離島侵攻への即応部隊が上空から
現地入りし、海自輸送艦で島へ運ばれる九州各県の陸自部隊を含め
て約九千人が直接島の奪回行動などに当たる。
防衛庁は昨年九月、中国による日本への攻撃の可能性について/
(1)/尖閣諸島領有権問題で中国国内で政権批判が強まったとき
、世論の矛先を国外に向けるため尖閣諸島に武力行使/(2)/海
底資源権益をめぐり不法行為―などとする報告書をまとめている。
南西諸島有事をめぐっては、中国と台湾の軍事紛争が起きた場合
を想定して、自衛隊制服組の陸上幕僚監部が対処案を作成していた
ことが明るみに出ている。
20050116 0220
[2005-01-16-02:20]
01/16 02:20 反発覚悟で離島防衛に備え
【解説】防衛庁が南西諸島での有事を想定するのは、中国潜水艦
が昨年十一月、日本の領海を侵犯するなど、資源が豊富な周辺海域
の領有権に対する脅威が顕著になっているためだ。
中国は一九九〇年代に海底資源が豊富な南沙諸島の領有権をめぐ
り、ベトナムなどと対立。軍艦や海洋調査船を派遣、岩礁に標識を
設置して領有権を主張するなどトラブルとなった。
現在、尖閣諸島をはじめとする南西諸島周辺でも日中が同じよう
に対立しており、防衛庁は「南沙諸島の二の舞いになる恐れもある
」と警戒している。
防衛庁は長年、北海道を重視した部隊配置をとってきた。このた
め千キロにわたって島が点在する南西諸島は「無防備に近い」(防
衛庁)状態だった。
昨年末に策定された防衛大綱で、初めて中国への警戒感が盛り込
まれたことも合わせ、今回の対処方針は中国の反発を覚悟の上で、
離島防衛の備えを始めたことを意味している。
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[2005-01-16-02:20]
01/16 02:20 島しょ防衛
島しょ防衛 冷戦後、大規模軍隊による本土侵攻の脅威が小さく
なり、特殊部隊やゲリラが九州・沖縄地方などの離島に上陸する恐
れが出てきたことに対する防衛策。2002年に離島有事に対処す
るため「西部方面普通科連隊」(長崎県)を編成、ヘリからの降下
や離島奪回訓練をしている。今後、空挺(くうてい)団などで構成
する即応部隊を新設することも決まっている。
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[2005-01-16-02:20]
共同