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(回答先: 02/03 10:53 市民平静、国王支持の声も ネパール首都 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 2 月 04 日 20:45:30)
02/03 20:38 「平和のため自由を我慢」 非常事態にネパール市民
【カトマンズ3日共同=古池一正】ギャネンドラ国王による非常
事態宣言から三日目のネパール。首都カトマンズでは依然、電話回
線の不通や街頭活動の制限、国王に批判的な報道の禁止などが続い
ているが、市民の中には「平和のために自由を我慢する」との意見
が目立つ。
国王を中心とする新内閣が発足し、内相が反政府武装組織ネパー
ル共産党毛沢東主義派に和平交渉再開を呼び掛けるなど、国王の直
接統治が始動。泥沼化している毛派との闘争終結に国王の指導力に
期待する声が多い。
学生のシャンカル・ダンゴルさん(25)は「既成政党はチャン
スを与えられたのに平和を実現できなかった。表現の自由は必要だ
が何かを得るためには何かを犠牲にしなければならない」と話した
。また実業家の女性ビニシャ・シミレさん(23)は「平和は何よ
り重要。国王は成功すると信じている」と期待した。
市民生活に大きな混乱はなく、電話回線の不通にも人々はじっと
耐えている。毛派は国王の非常事態宣言を「中世の封建的専制」な
どと批判しゼネストを呼び掛けたが、ほとんどの商店や学校は通常
通りの活動を続け、毛派のストは不発に終わっている。
首都北部のブダニルカント地区。デウバ前首相が軟禁されている
邸宅の周囲では兵士が銃を構え、屋上に治安要員が行き来している
。兵士の一人は「デウバ氏は中にいる。誰も面会できない」と話し
た。
近くの最大政党ネパール会議派のコイララ総裁の自宅前でも銃を
抱えた兵士が部外者の立ち入りを拒んでいた。
統一共産党の本部は閉鎖されたまま。党関係者によると、非常事
態が発令された一日に軍兵士十数人が押し入り、幹部のほとんどを
拘束。ネパール書記長は自宅軟禁になり数人が逃走を続けている。
同党は声明で「国王の行動は非民主的で憲法にも反している。国民
の統一を損なう」と批判した。
同関係者は「すべての失敗を政党に押しつけるのは正当化できな
い。自由を奪われて国民が納得するはずがない」と指摘したが、当
分は成り行きを見守るしかないと話した。
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