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(回答先: フジテレビが紹介しなかった英紙タイムズ記事【反日デモ】 投稿者 匿名取締役 日時 2005 年 4 月 17 日 12:48:15)
タイムズは英国の、特に保守派の視線を代表する新聞ですが、マードック支配だろうとどうだろうと、報道姿勢は一貫して『中国は絶対悪、アジアのその他の国も悪か愚か』ということを忘れてはいけないと思います。基本的な報道内容は20世紀前半の情勢やプロパガンダで成り立っていると見なすべきです。
この原因は、日本などでは太平洋戦争などで歴史の断絶があったことに比べ、イギリスは植民地に独立された経験を除き、近年のすべての戦争に勝利してきたため歴史に断絶がないから、と考えられます。
つまり英国の眼からみると、中国は植民地化を狙っていたのに取り損ねた上に共産主義になった国。日本は中国やインド東南アジアの植民地化を妨害した国、ということが基礎にあるようです。日本は戦争で負かしてある程度言いなりにすることができたものの、中国は戦後になって、英国がインドに続いて狙っていたチベットも先に押さえてしまったわけですから、絶対悪。この固定観念に基づけば日本と中国が喧嘩したら、中国のほうが悪いが日本もなかなか、といって戦争中のプロパガンダ(戦勝国にとってはまだ真実としておく価値がある)を振り回す他ないでしょう。英国の新聞が褒めるアジア人なんて、ダライラマ(チベット奪還の根拠になりえる反中国の闘士)くらいじゃないでしょうか(ミャンマーのスーチーもか?)。アフリカの旧植民地に関する記事も外交辞令を引いたら軽蔑に満ちている感じです(アメリカに関する記事もその傾向があるけど)。
というわけで英国の新聞を読む場合にはこの程度の色眼鏡が必要だと思います。
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