現在地 HOME > 政治・選挙・NHK9 > 187.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 閥族打破!憲政擁護!君側の奸を討て! 投稿者 スパルタコスポノ 日時 2005 年 4 月 11 日 21:24:09)
小沢一郎メールマガジン
[ 特集:衆院補選と政局 ]
山崎氏敗北なら政権に打撃、全敗で首相退陣も=民主・小沢氏
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
[ 東京 11日 ロイター ] 小沢一郎・民主党副代表は、ロイター通信のインタビューに応じ、12日に告示、24日投開票の衆院統一補欠選挙で、自民党が宮城2区、福岡2区ともに負ければ、11月の自民党結党50周年を区切りに、小泉首相の退陣があり得る、と述べた。
補選の勝算について「両方勝てる」と言明、次の総選挙で政権交代を実現することが政治家としての最終目標とする小沢氏にとって、2つの補選は、政権戦略上、「勝たなければならない」と力を込めた。
自民党は小泉政権下での補選に全勝しているだけに、小泉首相の盟友である山崎拓・首相補佐官(福岡2区)が負ければ、「小泉政権にとって致命的な打撃を与えることになる」と述べ、自民党が2敗すれば、「小泉ノーとなる」と語った。
衆議院解散・総選挙の時期については、「小泉退陣」を念頭に、「来年の春か夏」との見通しを明らかにした。
民主党候補は、宮城2区、福岡2区とも、小沢氏が主宰する政治塾の出身。
インタビューの概要は以下の通り。
――補選の勝算は。
小沢 両方勝てる。また、勝たなければいけない。僕も仲間と一緒に、かなり力を入れている。なんとかいけると思う。
――35年間の政治家人生で初めて予算案の衆院本会議採決を欠席し、福岡に入ったと聞く。力の入れようを感じるが、その強い思いは何か。
小沢 これは個人的な話ではない。民主党が2つ取ることで、小泉さんは窮地に陥る。彼の政権運営は内政、外政とも八方ふさがりの状況になっているが、そこに、わずか2つの選挙区とはいえ、衆議院の選挙で自民党が負ければ、「小泉ノー」となる。自民党のなかで、「選挙に負けるような小泉なんか、もういらない」ということになる。小泉政権は非常に危うくなる。
――福岡2区は、小泉首相の盟友・山崎拓氏が政治生命をかけて選挙に臨んでいる。福岡2区で民主党が勝った場合、小泉政権のダメージは。
小沢 相当、大きい。小泉さんは、郵政でシビレを切らせて自分で調整をやりだした。山崎拓氏が負ければ、小泉さんは選挙でも神通力がなくなったということになるから、自民党は絶対に折れない。郵政でも何でもそうなる。そういうこともあって、小泉さんは焦っているのではないか。
自民党が福岡2区で負ければ、党内で「小泉、辞めろ」となりかねない。かなり、致命的な打撃を与えることになる。1勝1敗でも、民主党が福岡を取ったら、小泉政権のダメージは大きい。
――山崎氏が勝てば、北朝鮮との国交正常化に向け、山崎氏のもつ北朝鮮ルートが生きる。北朝鮮カードが小泉政権の浮揚力になるか。
小沢 小泉さんは、まだ国民に支持されているということで、どんどん強気になるだろう。しかし、対北朝鮮で小泉さんの使えるカードは、もうないのではないか。
――福岡2区では、山崎氏を支援する財界も丹念に回ったと聞く。手応えは。
小沢 昔からよく知っている人たちだ。(3月に)14社回ったが、半分以上から、積極的に激励してもらった。
投票率が上がると、山崎氏は絶対に勝てない。だから、山崎さんは今、ひっそりと選挙運動をしている。普通の人は補選があることさえ知らない。そんな時に小泉さんが福岡2区に入ると、「選挙なんだ」と意識する。僕らは、小泉さんがどんどん来てくれたほうがいい。
――自民党が2敗し、郵政民営化法案の扱い次第では、小泉内閣が崩壊するとみているのか。
小沢 小泉さんは辞めざるを得なくなるのではないか。どういう花道をつくるかは別だが。
――時期は。
小沢 僕は、今年の元旦に、「小泉内閣は今年中に崩壊する可能性がかなり高い」と皆の前で言ったが、あるとすれば、秋だと思う。11月の自民党結党50周年を区切りに、退陣ということもあり得る。辞めるということは、もっと早くわかるだろうが、形式的には区切りのいいところで辞めるだろう。あるいは、8月の概算要求の前もあり得る。新しい自民党総裁・総理は予算編成をしてから選挙をやりたい
からだ。(小泉首相退陣は)今年だとしたら11月末までの間。新しい首相になった場合、12月の予算編成を終えて、来年の春か夏に総選挙ということになるだろう。
――衆議院解散・総選挙は、予想より早くなりそうか。
小沢 衆議院解散・総選挙の時期は、小泉退陣ということを考えると、去年の正月に思っていたよりも早まる可能性がある。1年前は、2006年の暮れ以降だと思っていた。それが、半年くらい、時期が早まる可能性がある。ただし、(補選結果をきっかけに小泉首相退陣という)政局になることが前提だ。
――民主党は「都市部に強いが地方に弱い」と言われる。補選は次の衆院選の試金石になるが、民主党が補選で勝った場合、政権交代の可能性は高まるか。
小沢 勝っても負けても政権交代の可能性はあるが、勝てば、なおさら高まる。負けても、次の総選挙で負けるとは限らない。ただ、負けるとなんとなく気勢がそがれる。
「都市部で強くて郡部で弱い」と言われるのは、民主党の議員、候補者が日常活動をしていないからだ。活動をしなくても、都市部ではそれなりの基盤がある。しかし、郡部では働きかけがないから、民主党に(票を)入れようと思っても、どうしたらいいかわからない。候補者がいて、日常活動を一生懸命やっていれば、郡部でも票は同じように入る。
――民主党が2敗すると、岡田代表の責任問題につながるか。
小沢 まず、小泉さんが強気になる。だから、どっちが2敗しても(責任問題に)なる。2つの補選で辞める辞めないというルールがあるわけではないが、評価は下がる。
――民主党の支持率は昨年の参院選後、低落し続けている。どうやって支持率を回
復させるか。
小沢 今のようなやり方では、低迷するのは当然だ。通常国会もただの消化試合になってしまった。重要な問題はたくさんあるのに、強く出てみたと思ったら、すぐまたコロリと方針を変える。たとえば、年金制度に関する与野党協議。自民党の回答は全く無責任で意味不明だ。そういう相手とどうやって議論をするのか。引き出した答えが意味のないものであれば、「もう協議することはない」とメリハリをつけるべきだ。
民主党執行部の考え方がよくわからない。小泉政権を倒す意思と戦略があるのかどうか。意味不明なものと付き合っていたら、民主党の存在まで意味不明になってしまう。メリハリがないから、民主党は目立たなくなる。自民党とあまり違わないなら、自民党政権のままでいいよ、となる。
――政治家としての最終目標は。
小沢 次の総選挙が最後の戦いだ。その最後の戦いに勝って、政権をとる。それが目標だし、十分に可能だ。民主党が勝つときは圧勝する。農村であろうが都会であろうが、みんな先行きに不安を抱いている。こんな政治では未来はないと思っている。そこにピシャリと、国民の心に響くようなシグナルを出してやればよい。その肝心なメッセージが明快でないから、自民党ではダメだけれども、民主党もさっぱりわからない、となる。野党だから、少し過激にやって、ちょうどいい。政策も、自民党と似たような、役人の答弁のようなことを言っていては、国民の心に届かない。
(インタビュアー:吉川 裕子編集委員)
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK9掲示板