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http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/photojournal/news/20050306k0000m010102000c.html
自民党の武部勤幹事長は5日、北海道稚内市で講演し、自らの好きな言葉としてすべてのものには中心があるという意味の「中心帰一」を挙げたうえで、「日本は天皇の国だ。首座がはっきりしている」と述べた。
武部氏はさらに、小泉純一郎首相を党総裁選で総裁に選出した以上、首相の方針には従うべきだとの考えを示し、郵政民営化について「党の公約だ。実現できなければ小泉内閣は総辞職しなければならないだろう」と強調した。
毎日新聞 2005年3月5日
★ものすごく微妙なところだが、現天皇は戦後民主主義の良い面を十分に吸収して、武部よりも、彼に代表される自民党よりも、はるかに進歩派だ。それは米長元名人と国旗掲揚についての園遊会のやりとりによく現れている。現天皇が自由に政治的発言を行うようになれば、一番困惑するのは自民党だろう。
しかし、天皇の存在にすべてをゆだねる考え方も疑問だ。天皇信仰は、日本人の共同主観的、心的過程のかなり深いところまで、複雑精妙に入り込んでいて、一朝一夕に解きほぐせるものではない。また、解きほぐす必要もないと、小生は考えている。排すべきは天皇の政治的利用だ。武部も自民党もその危険性にまったく無自覚である。