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(回答先: 自信と苦悩 “迷走”小泉節 郵政改革、トーンダウンから一夜明け不退転 (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 10 日 05:13:18)
2005.2.9
2005年森田実政治日誌[35]
泥仕合を仕掛ける小泉自民党の異常
国会で「悪徳の最たるものは、いかなる悪徳をも恐れず、悪徳を自慢し、悪徳を後悔しないことである」(ローガウ=17世紀ドイツの詩人)
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/
小泉自民党、異常です。
2月8日の衆議院予算委員会の「政治とカネ」に関する集中審議は、日本の政治の浄化のために行われたものでした。しかし、この目的は無惨に裏切られてしまいました。
原因は、自民党が小泉首相を守るために、卑劣な泥仕合を仕掛けたことにあります。
自民党は質問者に森派の二人の若い国会議員を立てました。二人は、国会審議の場で、民主党国会議員の実名をあげて、個人攻撃を行いました。答弁席にいるのは、自民党議員である小泉首相、谷垣財務相、麻生総務相、中山文科相だけです。民主党議員は何を言われても反論できないのです。こんな不公平なことはありません。
名指しされた民主党議員は、叩かれ放しでした。自民党議員は、答弁することも反論することもできない民主党議員の「非」を長々と言い続けたのです。卑劣なやり方です。これをしたのは二人とも衆議院議員です。
小泉首相と自民党に問いたいと思います。長い間政権を担ってきた指導政党としてのプライドをなくしてしまったのでしょうか。政治指導者として恥ずかしくないのでしょうか。
政治家にとって最も大切なのはプライドです。そして恥の意識です。汚らしい泥仕合を仕掛けて、恥ずかしくないのか、と問いたいのです。
小泉首相は、2001年に党総裁、総理に就任した直後に、個人として自民党から1億円の献金を受けました。民主党は、小泉首相に「この1億円を何に使ったのか」を明らかにすることを求めています。小泉首相はこの問に答えようとしません。答弁を拒否し続けています。
小泉首相は追い詰められました。その結果、自民党が泥仕合を仕掛けたように見えます。
小泉首相は、1億円もの大金の使途について説明しなければなりません。国民の疑問に答えるべきです。これは首相としての責任であり義務です。
これを、泥仕合で切り抜けようと考えたとすれば、これほど卑怯なことはありません。
注目すべきは、このような誇りなき小泉自民党の行動をマスコミがどう報道するか、です。今のマスコミは権力の手先になっていると私は思っていますが、そうでないことを示してほしいと思います。マスコミは「自民党よ、泥仕合を仕掛けるようなバカなことは止めなさい」と忠告すべきです。
政治が堕落したら、これを批判し、改めさせる役割を担っているのが、ジャーナリズムです。マスコミが、このような卑劣な小泉自民党の行為をどう批評し報道するか、しっかりと観察したいと思います。日本のマスコミに良心があるかないか、政治権力の手先か否かを見届けたいと思います。泥仕合を擁護するような愚かなことをしないよう、祈りたいと思います。
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http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/