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(回答先: 「松尾氏発言は自身の意思」←松尾氏、NHKからも見捨てられつつあるのかな。(本文なし) 投稿者 いやはや 日時 2005 年 2 月 02 日 00:01:38)
朝日は自社の1月12日の最初の記事に対するNHKの反論に対し、1月18日の記事では録音テープをなぞるかのような”再現”をおこなった。
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この幹部は一貫して「自民党に呼ばれた」との認識を示し、これを「圧力と感じた」と証言した。「もし呼ばれて行かないとどうなるか?」との質問にも「3、4倍の圧力(がかかる)。放送中止になったかもしれない」と答えた。
面会では、一方的な報道をするなという内容の話が出たという。それができないなら中止すべきだという趣旨の発言も、議員の中にはあったと、この幹部は話した。
中川氏の話しぶりについては、「注意しろ、見ているぞという示唆を与えられた」と幹部は受け止めた。
《影響》
議員らの発言の影響について、この幹部は「ただの脅しとは思ったけど、より公平性、中立性、そういうものを責任持って作らねばならないという気持ちを持った。つけいるすきを与えてはいけないとの緊張感が出てきた」と説明した。
その直後から放送内容の大幅削除が始まったことについて「切る切らないという議論もあるが、どれが正論というのもなく、皆が不安になった。何回もの詰め作業が行われた。これを切ろうとかいうのは結果論だ」と説明している。(『NHK番組改変問題、本社の取材・報道の詳細 朝日新聞 2005.01.18』より
-----------------(引用ここまで)---------------------------------
この朝日の記事に対し、松尾武NHK出版社長(元放送総局長)は次のように公式に弁明した。
「『幹部』は私のこと。朝日の記者に確認した」
「朝日の記事は、『安倍氏とは会ったが、中川氏については記憶が定かでない』との私の発言をねじ曲げて書いたもの」
「政治的圧力を感じなかった、と何度も繰り返したのに、なぜ逆の記事になったのか全く理解できない」
「誠実に取材に答えたつもりだが、このような誤報につながったことは極めて遺憾」
朝日の記事に表れている少しリベラルっぽい印象に対し、こちらの弁明には、様々なメディアや関係者が明かすNHKの現状をまっこうから否定するような保守的雰囲気が漂う。こっちの松尾氏からは朝日の記事にあるようなリベラルさはあまり感じられないようだ。
いったいどっちが普段の松尾武氏”らしい”なのか?
朝日の書いた松尾氏は松尾氏らしくないのか。
しかし、『サンデー毎日』2005.02.06号の《「皆さまのNHK」 政治家に”過剰反応”じゃないですか》にあるのは、いかにもリベラルっぽい松尾元放送総局長の姿だった。
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「『公共放送のNHKが、なんでこんな番組を流すんですか』という苦情が、右だ、左だ、というような思想的なことを含めてありますね。私は『右が出たら左を出しゃいいや』と思っていました。”どこからも中立”などというものは存在しません。だから、あるテーマをAの視点から見た作品を放映すきれば、次はBから斬ったものを、というように、作品をバランスよく選ぶのが総局長の仕事なんです」
02年10月に発行された月刊誌『月刊日本』の対談でこう語っているのは、ほかでもない、松尾・元放送総局長自身である。
だが松尾氏は、1月19日の記者会見で文書を読み上げて、NHK側の主張に沿った発言を繰り返した。
内部告発した長井氏は、こうコメントしている。
「ヒアリングを受けたNHK関係者が、事実を隠蔽しNHK経営陣が書いたシナリオを受け入れるよう大変な圧力を受けたと(職員から)伝えられています」
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『週刊文春』2005.02.03号では次のような一節がある。
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松尾氏について、NHK職員の多くが口を揃えてこう言う。
「あー、あの調子がいい人」
ベテラン職員が言う。
「記者会見で松尾さんは『局長試写は頻繁にある』と発言しましたが、ありえません。局長試写とは、『シルクロード』など局が総力をあげた大型企画の時だけ、西館421という部屋で行われるものです。
松尾さんは昔からホラ吹きで、海老沢会長の顔色を窺いながら出世した人です」
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