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共産党本部ビル新装 総工費85億円、床面積で自民抜く
朝日新聞1月31日
http://www.asahi.com/politics/update/0131/001.html
地上11階建て、延べ床面積約1万6500平方メートル――。東京・千駄ケ谷で建て替え工事が進められていた共産党本部の新しいビルが完成した。床面積は自民党本部(約1万5600平方メートル)を抜き政党本部でナンバー1。地下には災害時に活用できる貯水槽を設置。1階には市民が自由に出入りできるホールを設けるなど、「柔軟路線」を象徴するような構造になっている。
これまでの同党本部は一般人が出入りできる入り口は1カ所で、入ってすぐに受付があるため、用件がない人が中に入ることは難しかった。しかし、新ビルには入り口が2カ所あるエントランスホール(約420平方メートル)を設け、午前8時から午後8時まで自由に出入りできるようにする。ホールには党を紹介するビデオコーナーのほか、党の出版物を読めるようにソファも置く。
このほか最大500人収容の大会議室や記者会見用の専用室などを設置。地下に設置する貯水槽については、「災害時には周辺住民1000世帯に約1週間分の飲用水を供給できる」(党関係者)。
以前の党本部は、戦後、共産党が合法化されたのを機に、映画館だったビルを本部とした。その後、増築や建て替えを繰り返し、計8棟が廊下でつながった集合体だった。耐震調査で「倒壊しかねない」との診断結果が出たことから、00年秋に建て替えに着工した。
総工費は85億円。このうち40億円を党員や支援者からの寄付などで賄った。党内には「党勢が退潮し、財政も厳しい中、これほどぜいたくな党本部が必要か」との批判もある。が、建設責任者の上田耕一郎副委員長は「党本部の広さだけでなく、『将来は議席数でも日本一の大きな党にしたい』という決意の表れと受け止めて欲しい」と話している。
(01/31 10:52)
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上田耕一郎って、野坂、宮本らとともに日本原水協を分裂させた張本人。
ソ連の核実験は正しい、なあんて、すべての核実験に反対する原水協を分裂させた大罪人である。この主張には、帝国主義諸国の原水爆は侵略性があるがゆえに悪である、それに対抗するスターリニストソ連の核実験は正しい、などとおよそ人類の叡智にはかなわないとてつもない宣言をしてしまった。
正しい原水爆?そんなものがどこにあるのだ?
原爆を2発も落とされ、そのすさまじい殺傷力と放射能被害から世界中に向けて原水爆の廃絶を訴えていた原水協をのっとり、「ただしい核実験」だと?ソ連核実験を支持してやまないだと?日本人民を愚弄すると同時に、核実験の死の灰をかぶり放射能汚染された世界中の無辜の民衆を、
それなのに2002年9月8日には赤旗は
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http://www.asyura2.com/0411/senkyo7/msg/683.html
>原水協は、結成以来、一貫して、核兵器廃絶を緊急の課題として正面にかかげ、一致点で共同するという二つの原理、原則を守ってきました。
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などと過去の(下に引用抜粋)事実関係をまったく隠蔽した上で無謬性を謳っている。
http://www.asyura2.com/0411/senkyo7/msg/731.html
だが、1960年の安保論争を契機にして、原水禁運動の組織的危機は深まってゆく。次第に党勢を拡大してきた日本共産党は日本原水協の中でも発言権を増大させてきた。60年安保では、日和見主義戦術をとっていた共産党も、彼らのかかげる綱領、つまり「二つの敵論」をあらゆるところで主張しはじめていた。第6回原水禁大会では、あらゆる分科会、分散会で「反米・反帝」という一面敵主張を展開、「平和の敵を明らかにする」ことを迫った。このため原水爆問題は無視され、さながら政党の綱領の宣伝の場となった観すら呈したのである。
第7回原水爆禁止世界大会(1961年)になるとこのような混乱はさらに強まった。共産党系諸団体が、(1)平和の敵・アメ帝打倒、(2)中ソ軍事同盟は平和のための防衛条約、(3)軍事基地・民族独立闘争を原水禁運動の中心にせよ、と主張し、党派に属しない人びとのひんしゅくをかった。
社会党やその他の団体は(1)原水禁運動の敵は核実験、核政策そのものである。(2)一党派の政治的主張や、特定のイデオロギーをおしつけるな。(3)一致できない活動は、各団体の独自活動で補強せよ、という意見と真っ向から対立した。
結局、共産党系の多数決によって「今後、最初に核実験を行なった国・政府は平和の敵、人類の敵として糾弾する」という決議を採択するに至った。ところが大会終了後間もない8月30日、ソ連が核実験再開を発表、10月には50メガトン水爆実験を強行した。日本原水協はこの核実験に対し抗議声明を発したが“人類の敵”として糾弾はしなかった。さらに日本共産党はこの核実験を支持し大々的なキャンペーンを繰り広げた。
日本共産党の“ソ連の核実験支持”運動は異常なものであり、『アカハタ』は連日、ソ連の核実験の正しさの論証にこれ努めた。そして、ソ連の核実験に反対する者を必死になって非難した。「総評幹事会でもソ連の労働組合・全ソ労組評議会に実験しないように打電し、……原水協でさえもソ連声明に反対するという誤った声明を発表し、……湯川博士なども動揺して、反ソ反共宣伝をこととする米日反動に利用される結果となっている」(61年9月9日『アカハタ』号外)と書き、「たとえ『死の灰』の危険があっても、核実験の再開という手段に訴えるのはやむをえないことです。『小の虫を殺して大の虫を生かすというのはこのことです』(野坂議長談『アカハタ』9月9日)と主張した。ソ連の核実験再開は世界の平和を守るものだから、わが党は「この措置(ソ連の実験)を断固支持する立場に立っている。われわれの態度は共産主義者がとるべき当然の態度である」(『アカハタ』9月16日)と力説したのであった。
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上田よ、恥を知れ。
>総工費は85億円。このうち40億円を党員や支援者からの寄付などで賄った。党内には「党勢が退潮し、財政も厳しい中、これほどぜいたくな党本部が必要か」との批判もある。が、建設責任者の上田耕一郎副委員長は「党本部の広さだけでなく、『将来は議席数でも日本一の大きな党にしたい』という決意の表れと受け止めて欲しい」と話している。
原水協分裂の責任なんど何一つ総括せずにおいて、スターリニストの己の本姓を押し隠しながら「議席数で日本一の大きな党」にしたい、というこの願望はなんなんだ?
歴史の偽造はなちすとまるっきり一緒だ。
>「たとえ『死の灰』の危険があっても、核実験の再開という手段に訴えるのはやむをえないことです。『小の虫を殺して大の虫を生かすというのはこのことです』(野坂議長談『アカハタ』9月9日)と主張した。ソ連の核実験再開は世界の平和を守るものだから、わが党は「この措置(ソ連の実験)を断固支持する立場に立っている。われわれの態度は共産主義者がとるべき当然の態度である」(『アカハタ』9月16日)と力説したのであった。
本当に薄ら寒いものを覚えているんだよ。
被爆による多くの人の死や放射能による後遺症が厳然と存在していたにもかかわらずこういう人非人的な言辞をよくも吐けたものだ。
スターリニズムとはナチズムと変わらない。ソフト路線を装ってはいるが、腹の底にはこういう権力志向がドロドロとうごめいている。