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(回答先: 謎の金属片騒動さらに拡大、福島ではさらに101個・宮城と岩手でも (ZAKZAK) ― 4県で340個以上 投稿者 シジミ 日時 2005 年 6 月 02 日 20:46:50)
ガードレールの金属片、各地で見つかる
全国の国道や県道のガードレールで、継ぎ目などに差し込まれた状態の鋭利な金属片が相次いで見つかっている。千葉と埼玉では、自転車に乗っていた学生が金属片でけがをする事故も起きた。人為的なものかどうか現段階では不明だが、朝日新聞社の調べでは全国43都道府県の約2000カ所で金属片が見つかっている。国土交通省や自治体などが調査を始めたほか、埼玉県警などは悪質ないたずらの疑いもあるとみて調べている。
2日夕までに国道や県道などで金属片が見つかった個所は、福島503、宮城338、埼玉244、岩手80、山口74、長崎72、高知66、長野60、山梨55、茨城50、大阪27、千葉19など。
千葉市によると、同市内の市道で4月19日、ガードレールに挟まった状態の長さ約20センチの金属片が、自転車に乗って通学中だった同市内の男子高校生(16)の左足太ももをこすり、高校生が7針を縫うけがをしたという。埼玉県行田市では5月28日、同様の事故で中学生(12)がすねを18針縫うけがをしている。
国交省によると、今月1日に福島県内の国道で金属片が見つかったとの連絡が東北地方整備局から入り、埼玉県から多数発見の情報が寄せられたことから、緊急調査を決めた。県や国道事務所の職員がパトロールして見つけ次第、撤去しているという。
福島県内で発見された金属片は三角形で、ブリキのような材質。宮城県内で見つかった金属片の多くは長さ約10センチで、包丁状にとがっていた。
金属片の多くは、ガードレールの継ぎ目や、ボルトとガードレールの間に挟まった状態で見つかった。車道側に向け、突き出ていたものもあった。
さびついたものもあり、宮城県石巻市では全体にさびが浮き出た、長期間挟まっていたと見られる金属片が見つかっている。
警察庁では、何者かが故意に金属片を差し込んだものがある一方、ガードレールに接触した通行車両の車体の一部がはさまったケースもある、とみている。
人為的なものについて、同庁の担当者は「金属片によって歩行者がけがをした場合、けがの程度やけがをさせようとする意図があったかどうかなどにもよるが、傷害罪に抵触する可能性が高い」と話している。
埼玉県警は、何者かが金属片を取り付け、中学生にけがをさせたとみて傷害容疑で調べている。福島県警は悪質ないたずらによるものも含まれているとみて、調べている。
一方、国交省国道・防災課によると、ガードレールの設置業者や材料メーカーに問い合わせたが、「部品ではないし、設置工事には使わない」との答えだったという。
国道のガードレールは設置工事が終わった時に確認・点検することにしており、「金属片を見過ごすことは考えられない」(同課)という。職員による道路のパトロールも年中繰り返しているとしている。
国土交通省は2日、全国の地方整備局など出先10部署に対し、管内の国道を緊急に点検するよう指示した。各出先を通じて自治体にも情報収集への協力を要請し、実態の把握を急いでいる。
国交省国道・防災課によると、2日午後8時半現在、国交省が管理する国道で見つかったのは、全国で計706カ所。
地域別では東北198▽九州173▽四国127▽中国101▽近畿55▽中部32▽北陸19▽北海道1。関東、沖縄は調査中で未集計という。
国交省国道・防災課は、金属片のあった個所数と状態を、3日午後3時までに報告するよう文書で指示。見つかった場合は警察と協力して対応するよう求めている。
同省の岩村敬事務次官は2日、「どうしてこんな物が付いていたのか。それも半端な数ではない。いたずらなのかどうか、まったく不明だ」と話した。国道・防災課の担当者は「だれが、いつつけたのか、まったく見当がつかない」と頭を抱えている。
実態把握のため、国交省は「道の相談室」で一般からの発見情報を募っている。電話は0120・106・497(フリーダイヤル)。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050602/K2005060202910.html